【ホテルレイクアルスター アルザ泉大津】は、南海本線「泉大津駅」直結のシティホテルです。1994年、関西国際空港の開港にあわせて誕生し、約30年間にわたり地域のシンボルタワーとして街の発展を支えてきました。
このホテルを所有・運営しているのは、1971年創業の【株式会社カワサキ】です。服飾事業や賃貸倉庫事業で長い歴史を持つ同社がホテル事業に乗り出した背景には、「街の歴史を守り、未来を支えたい」という地域貢献への強い想いがありました。
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“地域のシンボルを守れ!経営権取得の決断”
泉大津市は、日本の繊維産業の中心地のひとつとして発展してきた街です。かつては工場地帯として栄え、多くの業界団体が存在していました。そのため、宴会場を備えたホテルは、地域の経済と文化を支える場として重要な役割を果たしていました。
しかし、開業から10年が経った頃、運営母体である第三セクター(行政と民間が協力してつくった会社)が経営破綻したことを機に、ホテルは存続の危機に陥ります。引受先がなかなか決まらない中、当時の社長が「地域のシンボルであるホテルを存続させることは街の発展につながる」と、ホテルの所有権を取得する決断をしたのです。
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ホテルの運営は、最初の一年間は自社で行い、その後は専門業者に委託をしていましたが、コロナ禍のあと、再び自主運営へと切り替わることになりました。運営会社の変更を告げられたスタッフは、ほぼ全員が「このホテルで働き続けたい」と転籍を希望。ホテルを愛するスタッフの存在に支えられながら、2023年4月、ホテルレイクアルスター アルザ泉大津は新たな一歩を踏み出しました。
“思い切ったリニューアルで、お客様に寄り添うホテルへ”
自主運営へ移行後、まず取り組んだのは建物や設備の修繕・リニューアルです。1億円以上の設備投資を行い、客室バスルームを全室リニューアルしました。客室の個別空調の導入やテレビ・カーペットの交換に加え、特に好評だったのがバスルームのシャワーヘッドの変更です。人気美容ブランドのシャワーヘッド導入により、マイクロバブルの効果で心身ともにリフレッシュできると、多くのお客様に喜ばれています。
また、朝食の品質向上にも力を入れ、ワンランク上のサービス提供に努めたことで、ホテルの評価はさらに大きく向上しました。さらに、自主運営への移行を機にレストランメニューも一新。地域の交流の場としても親しまれる日本料理「小津」では、旬の食材を生かした上質な料理を提供し、特別な日や日常に少し贅沢を添えたいときにふさわしい店としてご利用いただいております。
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自主運営に切り替えたことで、以前にも増して“お客様に寄り添ったサービス”を追求できるようになった【ホテルレイクアルスター アルザ泉大津】。「ホテル愛に溢れたスタッフと共に、より快適で満足度の高い施設へと進化させることが目標」と川崎社長は語ります。泉大津市と共に発展と進化を続ける同ホテルのこれからに、期待が高まります。
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