OUR PEOPLE / 社員紹介

統括総料理長
友廣 浩一
  • 季さら別邸 刻~TOKI~
  • 辻調理師専門学校出身

世界の名店を経験し新天地へ

フランス料理の道に進んだのは、中学生の時にみた「料理天国」というテレビ番組がきっかけです。初めてフランス料理の世界を知り、自分もフランスへ渡りたいと思うようになりました。専門学校卒業後は、大阪のレストランを経てイギリスの三ツ星レストランへ。その後も世界各地の名店に自ら手紙を書き、フランス イタリア、スペイン、ベルギーなどで経験を積みました。
総料理長として季さらグループにやってきたのは、2020年4月のこと。ホテルのロケーションの素晴らしさ、経営者のビジョン、知るほどに(自分の希望を実現できる)という思いが深まったことを覚えています。今は新しいステージで、新しい料理の可能性を追求する毎日です。

UPDATE:2021.11.10

100%の料理を120%にする方法

私がつくる料理は100%の料理です。それを120%にしてお客様に届ける方法があるのですが、みなさんはわかりますか?それは、まず、料理を運ぶ人に喜んでもらうこと。その人が「この料理を持っていきたい!」と思ってくれたら、その気持ちがお客様にも伝わるので120%のお料理になるのです。
20歳の時、当時の「給仕長」(高級フランス料理店の接客サービスの総責任者)が、私の料理をつまみ食いするようなそぶりをして嬉しそうに運んでくれたことがありました。一生懸命作った私の100%の料理を120%にしてくれたんですね。今でもそのことは忘れず、まずはサービスの人に伝わる料理を作ろうという気持ちを大切にしています。

UPDATE:2021.11.10

思い出まで表現する料理を

私が目標にしているのは、国という枠を超えた地球レベルの新しい料理「ジオキュイジーヌ」 長年の経験や常識にとらわれず、その時の季節感、感情、思い出までも表現できるような料理を生み出したいと思っています。たとえば春先に料理をするときには、昔お世話になったノルマンディの農場が脳裏に浮かぶ。景色、羊の群れ、農場の人の顔、それらの美しい思い出を料理に表現しています。
このような料理への考え方はヨーロッパでの生活で養われたものだと思っています。質素でも心豊かに生活している人々の姿は、私がお手本とするあり方。みなさんにも現地でのエピソード、料理書に載っていないニュアンスなど、どんどんお伝えしていきますね。

UPDATE:2021.11.10

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