◆次の100年に向けて―ええ会社、作っていこうや!
大正14年、山田工務店として創業した「サノヤス・エンテック(株)」は、
2025年で100周年を迎えます。天王寺動物園や大阪城公園など、大阪のランドマークを数多く手掛けてきました。そんな
100年分の想いやりを未来の「ありがとう」につないでいこう!そんな思いで、「幸福度を追求しよう」「みんなでええ会社を作ろうや」と、全社一丸となって取り組んでいます。
そんなサノヤス・エンテック(株)の
主要事業は「Water and Air Controlー給排水・衛生と空調ー」です。
◆水と空気を供給する「設備」の仕事
「給排水」というのは、お手洗いや流しといった水回りのこと。空調はエアコンや換気設備です。建物を人でいうなら、骨が鉄筋・鉄骨、筋肉がコンクリートや鉄板、神経や内臓が設備といえます。建築物に欠かせない大切な役割を担っているのが、「設備」なのです。建物の天井や壁の裏などには水や空気の配管がたくさん通っています。
◆仕事の流れ
当社では、建築の骨組み段階から配管のための作業に着手していきます。オーナー様から設計事務所に依頼がいき、設計事務所で作られた図面を元に見積を提出し、金額等に合意を得られれば受注となります。その後発注→施工と言う流れになります。
◆ゼネコンとの違いは?
ゼネコンは、総合建設業と呼ばれています。建物をトータル的に管理する立場ですね。直接工事をするのではなく、専門業者(サブコン)へ依頼をし管理をする立場です。サノヤス・エンテックは、この「専門業者」に位置します。オーケストラでいう指揮者がゼネコン、楽器の1つひとつが専門業者ということになります。
◆設備ならではの面白さとは?
想像してみてください。おうちのなかで壊れたら困るなと思うところはどこでしょうか。水道やエアコン、お手洗いではないでしょうか?設備というのは、利用者が一番接しやすく、建築物の快・不快を左右するところなのです。綺麗な水や空気を供給し、使用した水や空気を回収することで、快適な環境をご提供するのが設備です。お客様に満足していただけるかどうかにおいて、設備の役割は大きいのです。
気持ちよい環境をご提供し、お客様や利用者様が喜んでいただけると、大きなやりがいがあります。ランドマークとなるような建築物の完成に一翼を担ったときなどは、大変な満足感と達成感が味わえますよ。
◆サノヤス・エンテックの強み
当社は規模は大きくありませんが、食品・スーパーマーケット・倉庫業などを多く手掛けてきました。食品関連は生ものなどを扱うため衛生環境には注意が必要な業界ですが、当社ではノウハウが蓄積されてきており、小規模ながら高い技術に信頼を置いていただいています。
お話を伺った人
専務取締役 技術本部長 五十嵐久明さん
「『ありがとう』って言っていただけると『こちらこそありがとう』と思う。
お客様とのそんなありがとうのWin-Winの関係性が嬉しくて、続けてこれたのだと思います。
配管の方法はたくさんあるのですが、誰もしなかったやり方で特許を取得したことも。
そんな挑戦ができるのもこの仕事の魅力です」。