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2025.03.26 2
「設計って長時間労働が当たり前」 そんなイメージを持っていませんか? 和光設計では、従来の働き方を見直し、より快適で生産的な環境を実現しています。   年間休日120日以上、残業ほぼなし 自分の采配で仕事を進められるようになれば、時差出勤や完全在宅勤務だって可能です。   社内の雰囲気もアットホームで、休憩室にはあえて机や椅子、ソファを置いていません。 昼食をとったらそのままゴロンと横になって、仮眠をとることも可能です。 ※ちなみに布団もありますが、使う人はあまりいません(笑)   「建築設計の仕事=寝る間もなく働く」という時代は、和光設計ではすでに過去の話なのです。  [DSC_1221.jpg] “「働きやすさ」を生み出す仕組み”   こうした働き方が実現できるのは、しっかりとした経営基盤があるからこそ。   私たちは「会社が成長すれば、働きやすさも自然とついてくる」と考えています。 だからこそ、安定した受注と高い利益率を確保しながら、社員の待遇を少しずつ良くしてきました。   2015年に一級建築士事務所になってからは、元請けの仕事が増え、従来の約1/10の案件数でこれまで以上の利益を生み出せるように。 結果として業務にも余裕が生まれ、土・日・祝休み、長期連休の確保が可能になっています。ゴールデンウィーク休暇も5年連続確保。ちなみに2024年は11連休でした!   売上が安定すれば、時間の使い方も変わります。無理して夜遅くまで働くより、仕事を終えたらさっと帰る。そのほうが翌日の準備も余裕を持ってできて、全体の効率もぐっと上がります。和光設計では、そんな働き方がすっかり定着しています。 [DSC_1484.jpg]     “スキルアップを支える会社のサポート” 働き方にゆとりを生み出す一方で、スキルアップを支える取り組みにも注力しています。 たとえば、一級建築士の資格取得。   建築業界で働く人にとって大きな目標のひとつですが、仕事や家庭との両立、さらには高額な費用の負担が壁になり、挑戦を諦める人も少なくありません。実際、かつての筒井社長自身、その一人でした。   だからこそ、和光設計では「学びたい」という意欲をしっかり応援。現在は専門学校の授業料を全額負担する制度を導入し、社員の成長意欲をそがない環境を整えています。   [DSC_1415.jpg]   “メッセージ” 私たちはこれからも、働きやすさと成長の両立を追求し、設計業界の新しいスタンダードを築いていきたいと思っています。   もし「建築に興味はあるけど、どんな道があるのか分からない……」と迷っているなら、和光設計でその答えを見つけてみませんか?   まずは気軽に話を聞きに来てくださいね!
 
2025.03.26 5
建物は、まるで空っぽの「箱」のようなもの。 その箱の中で人が快適に過ごせるようにするために欠かせないのが、設備という「アイテム」です。   「システム」をいかに配置するかを考えるのは、【設備設計】という仕事。 実は、海外では、建物の外観や構造よりも「設備」を中心に設計を進めることが多く、【設備設計】は社会的にも認知度の高い職業として知られています。   今回は第一線で活躍する【設備設計】のスペシャリストに、設備設計の役割と重要性、設備が私たちの暮らしに与える影響について教えていただきました。     お話を伺ったのは‥‥‥ 【株式会社和光設計】 1979年創業、神戸と大阪に拠点をもつ総合建築設計事務所。設備設計と工事監理を強みとして、官庁から民間まで全国に豊富な実績を残しています。フラットな社風とホワイトな労働環境で、未経験からはじめた若手社員も伸び伸び活躍しています。 【 浅田正彦さん / 大阪支店 支店長 】   [DSC_1442.jpg]   ~浅田さんのキャリアの歩み~ ・デザイン設計事務所で店舗設計に携わる。  ↓ ・大きな建物や意匠設計にも興味があり工務店に転職。当時、いろんな図面作成のスキルを身につけていたので、リクエストに応えてログハウスも設計。大きな達成感を得る。  ↓ ・設備もやりたいと考えていたところ、知人から声がかかり和光設計へ。市役所のトイレの図面をひたすら描く中、設備図で使用するシンボルや、描き方のアプローチが人によって違うことに興味を持つ。  ↓ ・次第に「設備設計は環境全体を作る仕事」ということが分かってきて、どんどん面白くなる。クリーンルームや美術館の空調設計のような、精密な環境づくり求められる分野が好き。     “設備設計って? 実は「空間デザイン」なんです!” 設備設計とは、建築物という「箱」の中で、人々が快適に過ごせるようにするための設計です。具体的には、給排水、空調、電気、換気などを総合的に考え、建物の環境を整えます。   例えば、駅のホームが快適な温度に保たれているのは、適切な換気設備が配置されているからです。これらの設備が機能しなければ、地下鉄では電車の出入りで異常な暑さになったり、二酸化炭素が増えて息苦しくなったりすることが考えられます。   また、ある建物では、設計ミスにより発電機の設置スペースが基準に適合せず、緊急対応が必要になったことがありました。発電機が機能しなければ、停電時にサーバーがダウンし、重要なデータが消失する危険もあったのです。このように、設備設計のミスは大きな影響を及ぼすため、慎重な計算と調整が求められます。   [DSC_1493.jpg] 一般的に、建築設計というと外観や間取りを考える意匠設計が想像されがちですが、実際には設備設計がなければ快適な空間は実現しません。   美術館を例に挙げると、展示品の保存には温度と湿度の管理が不可欠です。適切な空調設備と換気の仕組みを設計しなければ、作品が劣化してしまう可能性があります。設備設計は単なる技術ではなく、快適な環境を生み出す「空間デザイン」の要素も持っているのです。     “あらゆる可能性をとらえ、環境をデザインする仕事” 設備設計は、単に配線や配管を考えるだけではなく、現在から未来の環境全体を設計する仕事でもあります。   例えば、ショッピングモールの空調を設計する際には、外気の影響や人の滞留時間、照明や機器からの発熱量など、多くの要素を考慮しなければなりません。また、フードコートなど特定のエリアでは、来客の集中による温度上昇を予測し、それに対応する設計が必要になります。   さらに、電気設計では、ビル内でどれだけの電力が使われるかを正確に見積もる必要があります。あるオフィスビルでは、電気容量の計算が不十分で、冷蔵庫の使用が制限されるという問題が発生しました。これは、当初の設計時に、将来的な冷蔵庫設置数の増加が想定されていなかったためだと考えられます。   設備設計では「今この時」だけでなく、未来に起こりうる事態の想定を含め、あらゆる可能性を考慮した計画を行うことが重要になります。 [image.png]   “海外では主役級? 設備設計の国際的な評価” 日本では一般的に「まず建築のデザインを決め、その後に設備を組み込む」という認識があり、「設計=建築(意匠)設計」というイメージが定着しています。   ところが海外では、設備設計が建築設計よりも優先されており、ヨーロッパでは「まず設備を決め、それに合わせて建築を設計する」という考え方が主流です。ここには、建築における「設備の位置づけ」に対する、考え方の違いが反映されています。   人間の身体に例えると、設備設計は「内臓や神経系」にあたる部分。それが適切に機能しなければ、いくら外見を美しく整えても健康にはなれません。だからまず、設備を決める、というのが、海外の発想のように思われます。日本ではまだまだ「設備設計」の認知度は低いですが、本来は建築の根幹を支える役割を担っているのです。 [image.png] “学生のみなさんへのメッセージ” この仕事には、給排水、空調、電気、換気の専門知識に加え、建物の構造に関する知識も求められます。多岐にわたる知識と経験を必要とする、いわば「スペシャリスト中のスペシャリスト」。あっちから、こっちから、いろんな情報を自分の中で融合させて、最適解を導き出したい方にはとてもやりがいのある仕事だと思います。   今後は既存の建物における設備メンテンナンスの増加、省エネ設計やスマートビルディングの需要の高まりなどから、設備設計はますます重要な位置づけになります。これからの建築業界を担う学生の皆さんには、是非、設備設計の面白さに気付いてもらいたいですね。私たちもそのお手伝いができたら嬉しいです。興味のある方はいつでも話を聞きにきてください。 [image.png]