私が設備設計の仕事を知ったのは、阪神・淡路大震災がきっかけでした。料理人として勤めていたホテルが休業になり、新しい職を探していたときに、ハローワークで「和光設計」を紹介されたことが、現在につながっています。

設計の「せ」の字もわからないまま入社したものの、当時急務だった復興住宅の案件は途切れることがなく、数年は昼夜を問わず図面を描き続ける日々が続きました。未熟な私でしたが、先輩から「よく間に合わせてくれた」とねぎらいの言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったことを覚えています。ド素人の私に一から仕事を教え、一人前に育ててくれた諸先輩方には、今も感謝しています。

14年前、社長という立場になりましたが、スタッフとは常に対等な関係でいることを大切にしています。社内では「筒井さん」と呼ばれていますし、普段使いの名刺には役職も記載していません。誰もがフラットに意見を出し合い、自分の力を発揮できる会社であってほしいと思っています。

設備設計は今後一層重宝され、活躍の裾野が広がる仕事です。少しでも興味が湧いたら、いつでも気軽にご連絡ください。お会いできる日を楽しみにしています。

代表取締役　筒井 透