移り行く時代の中で下した「事業転換」という決断
1976年に設立した大興テクノサービスは、来年で創立50周年を迎えます。これまで、大興電子通信株式会社のグループ会社として、また富士通のサービスパートナーとして、多くのシステム機器のメンテナンスに携わり、培った技術力と対応力でお客様から厚い信頼をいただいてきました。
時代とともに、私たちの扱うネットワークインフラの分野は目覚ましい進化を遂げています。それに伴い、当社の業務内容も変化を求められてきました。以前はハードウェアのメンテナンスや修理が主な業務でしたが、現在の主流はクラウド環境の構築と管理へとシフトしています。ハードウェア自体の需要が減少する中、従来のメンテナンス業務だけでは、将来的な成長は見込めません。
そこで、当社は次の50年を見据え「事業転換」という大きな決断を下しました。クラウドやネットワーク構築といった成長分野へ挑戦し、新たな価値を提供する企業として生まれ変わるべく、現在全社一丸となって取り組んでいます。この挑戦が、未来への新たな一歩となると確信しています。
9年間の中期計画「CANVAS」で描く、未来への事業転換
事業転換のプロジェクトは、3年前にスタートしました。これまで中心だったハードウェア単体のメンテナンス業務から撤退し、システム全体の構築やヘルプデスク業務への移行を進めています。このプロジェクトは、大興電子通信グループ全体で共有されている中期計画「CANVAS」の一環で進められています。
「CANVAS」は9年間を3つのステージに分けた計画です。最初の3年間「CANVAS1」で事業基盤を固め、次の3年間「CANVAS2」で安定と定着を図り、最終3年間「CANVAS3」でさらなる飛躍を目指します。現在、「CANVAS1」が終了し、「CANVAS2」へと移行している段階です。
営業所によって進捗に差はありますが、大半がハードウェアメンテナンスからシステム構築やヘルプデスク業務へと移行を完了。現場で活躍する社員の肩書きも、従来のCE(カスタマーエンジニア)から「インフラエンジニア」へと変わり、これまで培ってきた柔軟性とフットワークの軽さを強みに、顧客に寄り添う姿勢をさらに強化しています。
これからの6年間、「CANVAS2」「CANVAS3」を通じて事業の安定稼働とさらなる発展を目指し、グループ全体で一丸となって取り組んでまいります。
大興テクノサービスの新たなステージが始まる
当社は、50年にわたる歴史の中で培った信頼と実績、そして確かな技術力と豊富な経験を誇ります。しかし、これまでの成果に満足することなく、常に次のステージを目指しています。
時代とともに社会やお客様のニーズが変化していく中、柔軟に対応し、新たな価値を提供する企業であり続けたいと考えています。そして、次の50年、さらにその先の未来に向けて、大興テクノサービスの新たなるステージが始まっています。
私たちと一緒に、これからの未来を共に創り上げていきませんか?