建設業界を取り巻く環境は、時代とともに大きく変化しています。そんな中、いち徳建設では今後の経営方針として、「公共工事の比率を高めること」、そして「少数精鋭による体制構築」の2つを柱として掲げています。
公共工事を強化し、技術力を高める
これまで当社では、民間:公共=7:3の比率で工事を手がけてきましたが、今後は公共工事の割合を少しずつ増やし、10年後には「公共工事7割」を目指しています。
その背景には、地域における「信頼」という基盤づくりがあります。民間工事は景気変動や予算交渉の影響を受けやすい一方、公共工事は計画的な発注が多く、予算も明確です。長期的な安定経営を目指す上で、公共工事の強化は欠かせない方針です。
また、公共工事は手順や書類の管理が厳格なぶん、施工管理者としての技術力や管理スキルが確実に磨かれる環境でもあります。若手社員にとっても、成長のステージとして非常に有効です。
一方、民間工事には交渉力や柔軟な対応力が鍛えられるという利点もあります。今後はこの2つの工事をバランスよく扱いながら、技術と人材の両面で成長していく会社を目指していきます。
「量より質」を。少数精鋭の組織体制へ
同時に、当社がもう一つ大切にしているのが「少数精鋭」という考え方です。外部委託や協力企業との連携も取り入れながら、優秀な人材が裁量を持ち、自由に仕事を進められる体制を整えています。
たとえば、1年目の社員が空港のサニタリー改修工事を担当し、予算管理以外の現場管理・工程管理・安全管理を経験しました。結果、大きな自信を持つことができたのです。
こうした裁量のある環境だからこそ、個人の判断力や責任感が自然と育ちます。自ら考え、動ける人材がチームを引っ張るようになり、結果として少数でも高い成果を出す組織ができ上がっていく。それが私たちの理想です。
社員の自立を促進する社外活動・福利厚生
地域に信頼される企業となるべく、社外活動にも力を入れています。地域のお祭りやイベント、献血等、可能な限り参加をし、町の活性化に努めています。
また福利厚生に関しては、社内で「福利厚生会議」を設け、社員同士で気軽に福利厚生や社内制度の希望を伝え、検討を行っています。活発に意見を交わし合いながら、自分たちで会社を創り上げていきます。
自由な働き方 × 責任ある仕事で、次のステージへ
公共工事の強化と、少数精鋭による質の高い仕事。この2本柱で、いち徳建設は次のステージに向かっていきます。
自由度の高い現場では、自分の判断で仕事を動かす面白さや、やり遂げたときの大きな達成感を実感することができます。責任が伴うからこそ、得られるやりがいや充実感はひとしおです。
これからの建設業界を担う若い世代にも、ぜひそんな成長とやりがいを経験してほしいと私たちは願っています。