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2025.02.07 4
人々の快適な暮らしを支える上で絶対に欠かせない社会インフラの保守・メンテナンス業務。人口減少で人手不足が囁かれる中、最前線で活躍する入社2年未満の皆さんに、仕事のこと、プライベートのことなどをお聞きしました!   【トークメンバー】 2023年12月入社の第二新卒と2024年4月入社の新卒による同期メンバー。所属部門はそれぞれ異なりますが、「まずはひとつの現場を任される」という共通の目標に向かって邁進中!   “N:岩本直樹さん” [DSC_7266.jpg] びわこ学院大学出身。電気工事の経験を活かし、今後も事業成長が見込める業界で働きたいと当社へ転職。自動倉庫などのメンテナンス・リニューアル工事を行うLAシステム部に所属。   “K:大田琴美さん” [DSC_7209.jpg] 山口県立下関工科高等学校出身。20歳まで会社が寮費を全額負担してくれることに魅力を感じ当社へ。機械式立体駐車場のメンテナンス・リニューアル工事を行うパーキングシステム部門に所属。   “T:伊波拓途さん” [DSC_7203.jpg] 沖縄県立美里工業高等学校出身。資格をとり手に職をつけたいと思い、エンジニアの世界へ。エレベーターやエスカレーターの新規取付工事やリニューアル工事を行うビルシステム部に所属。   “現在、どのような仕事を担当していますか?” K:機械式立体駐車場のメンテナンス業務を主に担当しています。今は先輩について仕事を覚える毎日ですが、徐々に点検作業を任されることも増えてきました。 機器・設備の稼働状況をチェックし、異常がある場合は修理や部品交換などを行います。わからなことがあれば、その都度先輩に確認できるので、不明点や疑問点があれば、その場で解決できるのはよいところ。早くいろんなケースがある故障にも対応できるようになりたいです。 [DSC_7190.jpg] N:自動搬送システムのメンテナンスは、簡単なものであればひとりでも対応できるようになってきました。ひとつの現場には2〜3名のチームで行くことが多いです。日々の業務ではあまり意識することはないですが、設備や機器の安全稼働を維持することで、この大きなシステムを動かしているんだ、ひいてはお客様のビジネスを支えているんだと実感することがあります。 T:エレベーター・エスカレーターの新規取付工事を担当しています。1日の大まかスケジュールは、8時に朝礼。工事に必要な機械器具の搬入があるときはその対応。部品や溶接機などの装置を準備したら先輩について仕事の段取りや工事内容を見て覚えます。最初はどんな部品や装置が必要になるのかわからなくて、準備にすごく時間を要しましたが、今は知識も増えて、それらに費やす時間が減り、新たな業務に挑むチャンスも増えてきました。今は定時には仕事を終えています。   “この仕事の魅力・面白さは何ですか?” T:仕事は基本チームで行うので、配属されたばかりの頃は、先輩たちの仕事の手を止めてしまうことも多かったのですが、知識やスキルが身に付いてくると自ら動けるようになるので、仕事も効率よく進み、計画していた仕事が早く終わったりすることも。自分の成長がチーム全体の仕事にも影響し、それを通して自分の成長を実感することができるので、仕事のやりがいにつながっています。 [DSC_7178.jpg] N:印象に残っている仕事は、比較的シンプルな機種のスタッカークレーンの点検を初めて任された時のこと。わからないことはその都度先輩に聞きながら、一つひとつの点検を進めていったので、今より時間は多くかかったと思いますが、ひとりでやり切ったという達成感は大きかったです。電気漏れがないか、電気を流して確認しますが、流す場所を間違えると、電子機器の心臓部とも言える基盤を破壊する恐れがあるので、スイッチを押す時はいつもドキドキします。   “仕事での失敗談を教えてください。” N:作業者の安全を守るためにクレーンの周りに設置されていた安全装置を破壊したことです。膝の高さぐらいにワイヤーが張ってあって、そこに足などを引っ掛けると安全装置が作動する仕組みになっているのですが、そのワイヤーをまたぎ損ねてしまい、安全装置が働く以上の負荷をかけたことで装置自体がおかしくなってしまいました。一旦は装置も復旧し、点検を最後まで終えることができましたが、次の日、お客様から動かなくなったと連絡が…。改めて修理にお伺いすることになりました。この一件から学んだことは、KY活動(危険予知活動)の大切さ。点検作業を行う前は、現場内に潜んでいる危険な作業や場所を洗い出し、事前にリスクを排除する活動を行っていますが、その時はクリーンルームでの作業で、いつもとは少し勝手が違う状況でした。 T:大阪で生活を始めたばかりの頃、現場に向かう電車を乗り間違え、集合時間に間に合わないということが度々ありました。私は沖縄出身なのですが、沖縄には電車がなく、乗車案内板や路線図の見方や仕組みそのものを理解できていなかったのが原因です。携帯で調べてその通りに乗車したつもりが、快速電車と普通電車を間違えたり、路線そのものを間違えたり…。今はすっかり慣れ、このような失敗をすることはなくなりました。 [DSC_7201.jpg] K:機械式立体駐車場の改修工事で、結線を行った日のこと。結線とは通電を可能にするために端子などでコードやケーブルを接続することを言います。その配線を任され、回路図を見ながら行い、スイッチを入れる前に先輩に正しくできているか確認してもらったところ、5箇所で配線ミスが…。万が一、自分でできたと過信してスイッチを入れていたら、システム全体を破壊するところでした。回路図を見誤ったのが原因ですが、その時、確認を怠らず、複雑な回路図も読み取れる力を身につけようと心の中で誓いました。   “上司との関係性やチーム・職場の雰囲気は?” K:上司も職場の先輩も聞いたら何でも教えてくれるし、現場ではすごく頼りになる存在です。それでいて、普段は面白いことを言ったりして笑わせてくれます。年の近い女性の先輩もいて、休みの日に一緒に遊びに行ったりすることも。同期に限らず、同じ職場の人たちとよくご飯に行ったり、遊びに行ったりするなど、社員同士、仲のよい職場です。 [DSC_7213.jpg] N:普段はいかにも大阪っぽいボケとツッコミが飛び交う職場ですが、「抜くところは抜く」「締めるところはきちっと締める」から、私にとってはすごく居心地のよい職場です。上司や先輩から飲みに誘ってもらうことも多く、今の関心事である結婚生活や家庭での面白エピソードを聞いて、楽しく学ばせてもらっています。   “就職活動を行う学生さんに一言!” T:当社には独身寮があり、高卒だと20歳になるまで無料で住むことができるので、安心して生活できます。最初はわからないことだらけの仕事も、経験を積むことでできることも多くなり、そうすると仕事も効率よく進んで、チームへも貢献できる。自分の頑張り次第で現場がどんどん変わるのは、やっていて面白いなと思うところです。 K:職場の皆さんは本当に優しいので、少しでも興味があれば何も心配せず、飛び込んで来てくれたらいいと思う。女性の先輩はまだ少ないけれど、私はやりづらいと感じたことは一度もないので、安心して入社してきてください。 [DSC_7311.jpg] N:上司や先輩との距離の近さや社員の意見を吸い上げてくれる風土、裁量権の大きさや若い頃からいろんなことに挑戦できる環境は、中小企業ならでは。大企業にはないよさがここにはあると思います。Kさんも言っていますが、変な先入観にとらわれず、真っ白な状態で飛び込んできてほしい。意欲さえあれば、うちではやっていけると思います。 【石田エンジニアリング株式会社 プロフィール】 創業から85年にわたり培ってきたエンジニアリング技術を武器に、大手電機機器メーカーのビジネスパートナーとしての地位を確立。最先端技術を備えたエレベーター・エスカレーターの新規取付工事やリニューアル工事、立体駐車場設備や生産現場・物流倉庫などに導入されている自動搬送システム全般の保守点検・改修工事などを通じて、より安全で快適な暮らしのお手伝いをしています。社内には500名を超える技術者が在籍しており、その多くが国家資格を保有。中小企業というポジションでありながら、保守・メンテナンス業界では圧倒的な存在感を放っています。
 
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“それは社員の何げない発言から生まれた” 石田エンジニアリングには、ちょっと変わった福利厚生があります。例えば、申請すれば誰でも年に1回もらえるリフレッシュ補助金や健康増進補助金など。リフレッシュ補助金とは心身のリフレッシュを目的に支給されるもので、家族旅行に使ったり、食事会や1人カラオケなどにも使用することができます。健康増進補助金は、健康増進のためのグッズやスポーツ用品などの購入補助として使えるもので、スポーツジムの会費などにも利用することができます。 いずれも社員の何気ない一言が誕生のきっかけですが、リフレッシュ補助金は、「休みを取っても何もすることがない」という社員の発言に対し「旅費を会社が出すと言ったら行くだろう。だったら1万円まで支給しよう」みたいな発想で作られました。 [DSC_6712.jpg]   “社員の声を取り入れることで、仕事の進め方にも変化が” 社員の発言に耳を傾ける姿勢は職場にも根付いていて、働き方や仕事の進め方も社員の声がきっかけでどんどん進化していっています。石田エンジニアリングは全国に拠点をもち、450名を超える技術者たちがエレベーター・エスカレーターの新規取付工事やリニューアル工事、立体駐車場設備や生産現場・物流倉庫などに導入されている自動搬送システム全般の保守点検・改修工事などの業務にあたっていますが、同じ仕事でも北海道と九州でやり方が全く異なるということが発生していました。 「それはおかしいのでは?」という社員の発言をもとに、作業手順書が作られ全国の拠点に展開。それにより作業の標準化(誰が行っても同じ品質・同じ結果が出せる)や効率化が図られ、依頼元でビジネスパートナーでもある大手企業の信頼獲得に一役買っています。作業手順書作成の効果はそれだけにとどまらず。自分たちの声が形になるのを目の当たりにすることで、これまで埋もれてしまっていた社員の意見もどんどん表に出てくるようになりました。 [DSC_6771.jpg]   “社員の声を反映させる企業づくりを加速させたのはトップの一声” 創業85年の歴史の中には、社員からのクレーム、批判の声も複数ありました。それに対してどう向き合ったか、実態はどうかなどを自社のホームページに掲載することで、社員だけでなくステークホルダーに向けても発信。これが実現したのは「社員からのクレームや批判の声は隠すな。むしろ真実を明らかにして、きちんと向き合っていこう」というトップの一声があったから。まだ十分でないところはありますが、上記の行動をとったおかげで、社員が喜ぶ体制へと着実に進化していっているのは確かです。 [DSC_6917.jpg]   “目指すのは、社員満足度の向上と業界の発展” 石田エンジニアリングは、『人財力』と『技術力』を柱に『社会に貢献する』を企業理念に掲げ、今も脈々と成長を続ける会社です。お客様のご要望にお応えするために450名を超える技術者集団を結成。その実現のためにゼロからでも技術者として独り立ちできるよう研修体制を整え、各方面からの人財を受け入れてきました。今は技術者全員が電気工事士や電気主任技術者などの国家資格を取得できるよう、資格保有者が講師を務める社内勉強会を実施するなど、サポート体制を整えています。 石田エンジニアリングは、福利厚生の充実なども含め社員が気持ちよく活躍できる体制を整えることで、自社のエンジニアを増大するだけでなく、「未経験からエンジニアを目指したい」という学生の気持ちを後押しすることで、エンジニアの増大に貢献。人口減少による人手不足が囁かれる中、保守・メンテナンス業界の発展にも貢献していきたいと考えています。  [DSC_7394.jpg] 【社員の頑張りを応援するユニークな取り組み一例】 ◆社員の負担軽減のため重労働に当たる資材や部品の搬入を専門業者に依頼 ◆月間の時間外労働が一定時間を超過した社員に対しては、医師との面談や振替休日の週内取得を推奨 ◆ストレッチ素材の作業服を導入して疲労軽減や安全性向上を促進 ◆夏場は熱中症対策手当の支給、空調服や水冷服、空調ヘルメット、速乾性インナーなどの熱中症対策グッズを配布 他