建設現場の指揮をとる「施工管理」
興味のある職種として検討している人も多いと思います。
今回は、建物の根幹「鉄骨工事」を手掛ける株式会社出雲テックの現場から、
施工管理1年目の“ホットボイス”をお届けします。
●答えてくれた人
山本 滉大(やまもと こうだい)
2019年4月入社
高校普通科卒業後、出雲テックへ入社。休みの日はゲームでリフレッシュ。
○施工管理一年目の主な仕事は?
作業の準備や打ち合わせ、鉄骨を搬入する車両の誘導など、
工事を安全・スムーズに進めるための段取りを行います。
図面を見て安全設備(高所作業の落下防止)の設置に必要な仮設材を発注したり、
その日に作業した箇所をPC内の図面に書き入れたり、デスクワークも意外と多いです。
○印象に残っている現場は?
大阪市内のビル(11階建)新築現場です。
想像以上に狭い敷地で、最初は(こんな場所にも建物が建つんだ)と、驚きました。
鉄骨が組まれていく過程は迫力があり、“自分もモノづくりに関わっているんだ”と実感。
高所恐怖症もこの現場で少し克服できたように思います(笑)
○仕事中気をつけていることは?
まずは何より、安全に、ということです。
例えば、クレーンで鉄骨を吊っている下には入らない。当たり前のリスク回避だとわかっていても、
頼まれごとや考えごとで頭がいっぱいになっていると気づかないこともあるので、
安全配慮は常に意識するよう心掛けています。
自分が気をつけるだけでなく、職人さんにも常に声をかけています。
○職場の人間関係はどんな雰囲気ですか?
みんな仲がよく、わからないことはすぐに聞ける環境です。
誰に何を聞いても答えが返ってきますし、その人がわからなくても、
「△△さんに聞いたらわかると思うよ」と、教えてもらえる。
質問をして嫌な気持ちになったことは一度もありません。
以前、意見の相違から発注元の担当者さんと衝突したことがあったのですが、
先輩から、「それも大事なこと。困った時はいつでも相談してな」と言っていただき、とても心強かったです。
いろんな人に支えてもらいながら、成長できる職場だと思います。
○建設業界を志す学生さんへのメッセージ
鉄骨工事は建物の躯体をつくる仕事です。完成を見届けることは少ないですが、
おおもとである骨組みが出来上がると、それだけで何とも言えない達成感があります。
普通科卒業の私でも一から育ててもらえたので、みなさんも興味があれば是非一度見学に来て下さい。