大阪府吹田市に本社を構える日本冷熱工産株式会社は、空間の空気調和や設備の保温断熱工事を手掛けている会社です。船舶や工場設備に多くの実績を有しており、その歴史の原点は80年以上前、戦中を経て戦後の復興期にまで遡ります。
創業のこと
当社の歴史は1940年、断熱材の販売から始まりました。その後、船舶の居住区や大型エンジンの保温断熱、陸上では工場のダクト・配管・保温というプラント附帯工事も手掛けるようになり、事業の裾野を広げながら現在に至っています。
おもな事業領域について
◎船舶事業
船舶における居住区(船員の生活空間)などの防熱工事を手掛けています。船は鉄の塊なので、海上における酷暑酷寒の影響をダイレクトに受けます。その状況を防ぎ、快適性を確保するための工事です。また、機関室のエンジンから出る熱の断熱も行っており、室内の温度を一定に保つことに貢献しています。以前は南極観測船「しらせ」の工事も手掛けたほか、現在は海上自衛隊艦艇の定期検査や延命工事、メンテナンスも行っています。
◎環境・設備/プラント事業
工場や各施設などに設置する空調関連工事やプラント工事、食料品用の冷凍・冷蔵ユニット工事などを行っています。設備の設計・販売から施工メンテナンスまで、ワンストップで対応できることが強み。取引先からは「ニチレイさんに任せれば大丈夫」と、信頼を寄せていただいています。
当社の強み
船舶と陸上設備、ふたつの柱があることです。景気にサイクルはつきものですが、たとえ景気後退期であっても、貿易(船)や空調等、生活に密着した事業領域であることから、安定した経営基盤を維持しています。また、取引先の仕様に合わせて適切な技術を提案する柔軟性も当社の強み。各チームが連携を図り、ニッチなニーズにも創造力を働かせることで、私たちならではの価値を提供しています。
今後も培ってきたノウハウと技術力をもって、お客様のご要望を実現するお手伝いをして参ります。