建設現場って?
就職活動中の皆さん、こんにちは。皆さんが抱く建設現場は「汚い・怖い・危ない」ってイメージが強いのではないかと思います。
まぁ、日ごろ見かける建設現場は、
・高い壁で囲まれていて、中はあまり見えない
→ 何しているの?
・大きな音がたびたび響く
→ うるさい
・関係者っぽい人たちは薄汚れている
→ 普通に臭そうで汚い
って、いうのが多くてインターネットニュースで見かけるのは、
・事故(大型重機が倒れた・・・)
・事故(作業員が・・・)
・事件(建設作業員が・・・)
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・ときどき、計画発表や完成式典発表(・・・でも、工事関係者はほぼ出てこない。。。(;_;))
まぁ、ここまでくるとかける言葉も見つからない。だれがこんな業界で働くんだ?って感じだと思います。
そんなイメージに少しでも反論(悪あがき)したいと思うので、今回は建設現場について少し書き込んでみようと思います。
建設現場の内情
ニュースで「再開発事業を発表!」ってのを時々見かけるとは思いますが、そんな再開発事業ってゼネコンが発表する事ってほぼありません。おおむね発表しているのは不動産開発会社や総合商社などの会社が発表しています。建設会社はそういった会社から「こんなのが作りたい!」って依頼があって、求められるデザイン性・機能性・社会性をオーダーメイドで設計・計画して1から作り上げていく業界です。
ですので、建設計画も大規模になると、いくら日本を代表するスーパーゼネコンでも1社ではとても抱えきれないので、集まって(JV:共同企業体)1つの建設計画を完成に向けて作り上げていきます。
また、建設工事は1つ1つがオーダーメイドなので1つ1つの建物(構造物って言ったりもしますが、、、)に必要となる機械(重機)や人(職人さん)も全く異なった数や質をそろえなければいけなくなります。ですので、各仕事を担当する会社(専門工事業者)へゼネコンが依頼(発注)し、その時々で必要な機械や人(職人さん)をそろえて建物を作り上げていきます。
建設現場内部の体制は概ね次のようになっています。
【ゼネコン】(元請業者:総合建設業)
↓
【サブコン(設備工事)】 や 【専門工事業(色々な工種)】
大まかには【ゼネコン】が建設工事の全般のまとめ役(司会みたいな役)、【サブコン】や【専門工事業】が【ゼネコン】と打合せ・調整をして実際の建設現場で使う重機、資材や人員を手配してまとめる役(出演者みたいな役)になっています。
専門工事業者って?
専門工事業者って、まったくと言っていいほど一般的に認知されていないと思います。わかりやいかどうかわかりませんが、大工さんだけの会社みたいな感じです。(もちろん大工さんだけの会社もあります。)
建物を作りたいという会社とゼネコンが計画・設計した建物って規模が大きすぎて詳細なところまでってなかなか決まっていません。でも、実際にモノを作ろうとすると、詳細な所まで決まっていないと作り上げる事はできません。じゃぁ、
・現場で実際にどうやったら作れるか?
を考えて、
・実際に手配をかけて作り上げていくには?
・良い物を細かい所まで?
って考えていくと、どうしても専門的になっていってしまいます。ですので、その時々で色々と工夫や相談をしながら自分の会社の専門としている「仕事」をプロフェッショナルとしていいものを作り上げていきます。そんな会社が私たち専門工事会社です。
と、まぁ今回はさわり程度に、、、少しでも建設業界についてわかっていただければいいなぁと思います。
※内容に間違い等があればごめんなさい。。。