OUR PEOPLE / 社員紹介

調理師
白井 健志
  • 京料理 「入舟」
  • 京都調理師専門学校出身

インターンシップで入社を決意

常に高みを目指しながら自らの力で勝負する、そんな世界への憧れから、和食の料理人を志すようになりました。入社のきっかけは、専門学校一年生のときに経験した京都ホテルでのインターンシップです。本格的な料理の世界や先輩たちの仕事ぶりに感銘を受けたこと、職場の雰囲気が良かったことが印象に残り、ここで力を磨きたいと気持ちが固まりました。入社後は“からすま京都ホテル”の和食部門に配属。フルーツや簡単な八寸の盛り込みから学び、その後“京料理「入舟」”へ異動となってからは、フルーツ場、蒸し場を経験しました。3年目の夏ごろから八寸場を担当し、現在は後輩の育成にあたりながら持ち場を任されています。

UPDATE:2023.11.06

八寸場の奥深さ

八寸場では食材の掃除・仕込みから調理まで、一連の手仕事を担当。ひとつの器やお盆に十品ほどの料理を盛り込みます。野菜・魚・お肉、すべてを扱うため、それぞれの食材の特徴、調理法などを幅広く学ぶことができるのは八寸場ならではの経験ですね。献立が二カ月ごとに変わるので、一年で相当な種類の食材に触れることができます。また、八寸場で身につける知識や技術は、ゆくゆく板場や煮方などを担当する際の基礎力となるもの。私の場合、八寸で鱧を扱うときは板場の先輩にお願いして鱧の掃除をさせてもらうなど、学びを次の学びにつなげる努力をしてきました。先輩たちが快くチャレンジを応援してくれたので、とてもありがたかったです。

UPDATE:2023.11.06

受け身から自発へ、気持ちの変化

社会人になりたての頃は“与えられたことをしていればいい”という考えの私でした。しかし、同期の仲間、専門学校時代の友人などに触発を受け、仕事への向き合い方が大きく変化。「入舟」では、担当以外の仕事にもどんどんチャレンジできるチャンスがあるため、自ら動いた分“できることが増える喜び”を早い段階から体感できたことも幸運だったと感じています。お客様の口に入るものを扱う責任、期待にお応えするという使命感、それらを全うするうえでは厳しさに直面することも多々ありますが、すべてが仕事の醍醐味ですね。早く先輩方に追いつけるよう、また、後輩には追いつかれないよう、今後も一層努力を重ねていきたいと思っています。

UPDATE:2023.11.06

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