大阪・北堀江の本格パティスリー「ル・ピノー」
その店名は“ぶどう”を意味するフランス語「pineau」に由来します。
連日多くのお客様でにぎわい、スタッフさんが伸び伸び活躍する店内の様子から伝わってくるのは、たわわに実ったぶどう棚のような豊かさ。今回はそんな「ル・ピノー」の魅力についてお伝えしたいと思います。
“高水準の“あたりまえ”、普通に“美味しい”を大切にしたお菓子づくり”
「ル・ピノー」のお菓子づくりの特徴は、“あたりまえ”を大切にしていること。素材選びから作業の細やかさに至るまで、高水準の“あたりまえ”を積み重ねてつくる生ケーキは鮮度を重視し、温度の管理も徹底されています。
また、製造の現場で共有されているのは、「誰がどのお菓子を食べても、普通に“美味しい”と思えるお菓子をつくろう」との考え方。ショーケースに並ぶケーキは、ショートケーキやモンブランなど馴染みのあるケーキが8割。お客様に「いつもの味」を提供しながら、2割はスタッフさんが企画した新作や季節限定商品になっているそうです。
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変わらない「いつもの味」を提供するためには、その美味しさがどのように成り立っているのかを知ることが大切。作業工程をこなすのではなく“何故そうなるのか”を掘り下げることや、常に“より良く”の意識を持つことも、現場で常に確認しあっているとのことでした。
“作業効率をはかりながらチャレンジをバックアップ”
作業の効率化や労働時間の短縮など、環境の改善にも早期から着手。品質への影響が少ない工程においては、他社に先駆けて機械を導入するなど、先進的な取り組みが行われています。夕方にケーキが売り切れた場合は、数種類を限定数で追加するのみ。そのため長時間労働はなく、勉強や研鑽、プライベートの時間もしっかり確保できるとのことです。
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また、自己研鑽、未来の自分への投資として、各種コンテストへの参加も奨励。大阪府洋菓子コンテストやジャパンケーキショーなど、入賞経験のあるパティシエさんが在籍しているほか、店や会社の枠を超えて学べる環境も整っています。
チャレンジはあくまでも、本人に意思があることが大前提。各自のペース、学びのスタイルは尊重しながらも、挑戦したい人には場所や材料の提供・技術サポートなど、応援を惜しまないとのことでした。
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基本を丁寧に積み重ねる中で得られる、根拠のある成長実感。それは、みなさんが今後パティシエとして活躍するうえでの、大きな自信になると思います。ぜひ会社訪問やインターンシップで、先輩たちの姿に触れてみて下さいね。