私は鍼灸師として入社したので、研修では「鍼をたくさん打つのかな」と思っていました。ところが、いざ研修が始まると、まずはひたすら指で押すことから始まったんです。そのときは驚きましたし、少し焦りました。というのも、研修を受けるまで、人の体を手技で施術をしたことがなかったのです。今はもう慣れましたが、慣れない手技で、最初の頃は指が痛くてたまりませんでした。
ですが、研修が終わっていざ現場に出てみると、この経験が非常に役に立ちました。鍼灸師としてある患者様の対応をした際、患者様の体を触ることで、具合の悪い部分がわかるようになっていたのです。手技と鍼の関連性に気づけた研修でした。
UPDATE:2024.08.08
入社してまだ4カ月ほどしか経っていませんが、一番心に残っていることは、患者様から初めて指名をいただいたことです。その患者様の症状は2回目の診療でほぼ治療できていたのですが、その後も継続してご指名をいただいています。やっぱりご指名をいただけるのは素直に嬉しいですし、やる気も出ますね。
なぜ経験の浅い自分がご指名をいただけたのかを考えると、「人間力」が一つの理由かなと思います。患者様を嫌な気持ちにさせてしまったら指名されることはないでしょうから。これからはより多くの患者様に満足してもらえるように「人間力」だけでなく、技術もさらに磨いていきたいと思います。
UPDATE:2024.08.08
日々の施術では「丁寧さ」を意識していますね。例えば、患者様が院にいらっしゃった際の最初のあいさつや声のかけ方です。特に新しい患者様を担当させていただく時は、声を普段よりも明るめにして話すことが多いです。私自身、黙ったまま手技をするのが苦手なので、お話ししながら施術することを心がけています。
患者様がお帰りになられる時は、カバンを出したりスリッパを整えてお出ししたりするなど、細かいところをできるだけ気にかけるようにしています。技術は1日でも早く先輩たちに追いつけるように努力していますが、足りない部分は人間力でカバーするつもりで、今は仕事に向き合っています。
UPDATE:2024.08.08