Pappa食堂

2022.12.16 7
Trattoria Pappaオーナーシェフ、松本喜宏と仲間たちが月1回で開催する「Pappa食堂」
【Pappa食堂にかける想い】
みんなで食べる幸せを!
私のレストラン店“Trattoria Pappa”が20周年の転機を迎え、料理で社会貢献活動ができないかと考えるようになりました。
これまでに東日本大震災や熊本地震のチャリティーイベント、カンボジアやバリ等でのボランティア活動に参加する機会があり、料理を作って、みんなに食べてもらう活動に携わってきて、さまざまな体験をしました。
その活動で出会った子どもたちが、私が作る料理の過程を真剣な眼差しで見つめる姿、その料理をとびきりの笑顔で食べている姿を目の当たりにし、ある想いが私のなかに芽生えました。
それは、さまざまな問題を抱える子どもたちにも、おいしいイタリア料理を食べてもらいたいという想い。そして、子どもたちが料理や調理することにもっともっと興味を抱いて欲しいという想い。
この想いがきっかけとなって、社会に恩返ししたいという気持ちも重なり、今回、社会に私自身のお店の“Trattoria Pappa”を使って、みんなで料理を作って、食べる無料の体験型食堂『Pappa食堂』をはじめることにしました。
『Pappa食堂』は、ただ料理を食べてにきてもらう食堂ではありません。普段は立ち入ることができないレストランの厨房のなかでプロの料理人と一緒に料理の仕込みしたり、招待制で訪れてくれるお客さまに料理の配膳をするなどサービス業務を手伝ってもらうといった、言わば職業体験ができる食堂です。ここでは、みんなで料理を作って、その料理をみんなで食べる幸せを感じてもらいたいと思っています。