文化・制度


鰻という食文化について。日本だからこそ根付いた歴史あり!

日本独自の和食文化である鰻。触れる機会があまりない方に向けて、鰻の歴史を紐解いていきます。

うなぎが蒲焼として食べられるようになったのは、1399年からと言われています。その当時の室町時代では、うなぎを筒切りにして串で焼いており、その姿が「蒲の穂」に似ていたことから、「鰻の蒲焼」と呼ぶようになりました。その後、本格的に蒲焼が定着し始めたのは江戸時代です。

日本では高級食として幅広い年代に愛されていますが、海外では貴重なたんぱく源と重宝されつつも、今ではその食文化自体が衰退していった国も。
その違いはその「調理技術」。
日本が誇る「鰻の蒲焼」の美味しさは、日本の優れた技術があるからこそ生み出されているものなんです。

当社で海外出店がぞくぞく決まっていることもあり、今後、日本の鰻・文化は更に海外にも受け入れられていきます!

熟練の料理人でもあまり知られていない「鰻包丁」

鰻の調理には、専用の包丁があることをご存じでしょうか?

鰻包丁は、文字通り鰻を捌くときに使われる包丁のこと。
「鰻裂き包丁」と呼ばれることもあります。
鰻はぬめりと硬い骨が特徴で捌くのがとても難しいのですが、この包丁を使えば一気に"スッ"と開くことができます!
鰻を専門に扱うようなプロの料理人にとっては、切っても切れない関係性のある包丁というわけです。

またこの鰻包丁には、日本全国で様々な形状が存在します。
主に「江戸型」「大阪型」「京型」「名古屋型」の四種類。

▼関東型鰻包丁(江戸裂き)
鰻を背中側から開く「背開き」が得意な形状
▼大阪型鰻包丁(大阪裂き)
鰻を腹側から開く「腹開き」が得意な形状
▼京型鰻包丁(京裂き)
一段刃で、峰が厚くて重いのが特徴
包丁の峰を使って目打ちが叩けるようにもなっています。
▼名古屋型鰻包丁(名古屋裂き)
まっすぐな一段刃で、腹開きと背開きどちらもできる万能な形状

当社が使用するのは、「名古屋型鰻包丁」です!
地域によってこれだけ包丁の形が変わるというのも、独自の文化や調理法が日本全国で広がっていたという証拠もであり、面白いですよね◎

もっとも気になる!パッションギークスでの鰻調理の習得方法

最短わずか1年で習得も◎卸売業を手掛ける当社だからこその研修体制とは…?

一般的には「串打ち3年」「割き8年」「焼き一生」ともいわれる鰻調理の工程ですが、当社では最短で身につけることが可能です!

その大きな理由が、卸売業を手掛けているから。

グループ母体である「中庄商店」が卸を行っているので、店舗で扱う鰻の量も格段に多く、他の飲食店よりも格段に多くの調理に携わることができるんです。経験を積むには最適の環境ですよ◎
この環境だからこそ、1年という驚異のスピード習得した新卒19歳のスタッフも!
最初の2週間~1ヶ月間で卸市場での実務研修といった教育制度も整っておりますので、入社後スピーディに「料理人」として活躍でき、他と大きな"経験の差をつける"ことができるはず。

串打ちの仕方一つで熱の入り方が変わる。
火加減一つで仕上がりが変わる。
全てを習得してからも追求し続けることのできる世界がここにはあります!