株式会社オンザテーブルではショーケースに並べるケーキを選出する「セレクション」という取り組みがあります。
この仕組みはパティシエのモチベーションを上げる工夫の一つです。
入社1年目からシェフまでのパティシエ約20人が考え、試作したケーキを全員で試食し点数を付けて、合計得点の高いものがショーケースに並べられます。
社員は5点、シェフと社長は10点の持ち点となっており、過去に選出されたケーキの中にはレギュラーメニューになったものもあります。
この取り組みは、2店舗目を設立し、作り手が増えた時に、社員同士の研鑽のために始めました。
根底には「全員にケーキを作る機会を与えてあげたい」という気持ちと、客観的な意見を受け入れ成長の機会としてほしいという経営者としての願いがあります。
成長するためには「美味しい」だけではなく、「美味しくない」と言われることにも大きな意味があります。
他者の視点を取り入れることで「自分が作ったケーキはお金を出して買ってもらえる価値があるのか?」といった別角度での視野を持つことができるようになります。
これは作り手がサービスの先にいるお客様を意識し、ケーキで商売をするスタートラインに立つことでもあります。会社としてチャレンジできる環境を提供いたします。