イルカの調教師を志していた学生時代、アルバイト先のダイビングショップで潜水士の方の話を聞く機会があり、この仕事に興味を持ちました。目に見えない場所で活躍するちょっと変わった仕事内容に加え、体を動かすことが好きな自分に向いているのではと思ったことがきっかけです。当時、建設業は未知の分野で不安もありましたが、社長や先輩方の人柄や会社の雰囲気の良さに触れ、頑張れそうだなと感じたことを覚えています。入社後は現場スタッフとして、潜水作業と陸上作業の両方を経験。現場で培ったスキルを活かし、現在は監督として水陸様々な案件を担当しています。
UPDATE:2024.08.28
もっとも印象に残っているのは、現場監督として二件目に担当した高架橋補修工事です。ジョイント(道路の継ぎ目)の工事や塗装関係はそれまで経験したことがなく、施工の流れや役所とのやり取りなど、すべてが分からない事ばかりで苦労の多い現場でした。周囲に助けてもらいながら無事に完工できた時は、とにかくホッとしましたね。大変な思いをしましたが、振り返ればとても学びが多く、監督としてのスキルアップにつながる現場だったと実感しています。橋梁や港湾、どちらも一つとして同じ工事はないため、20年経った今も日々、新鮮な気持ちで仕事に臨んでいます。
UPDATE:2024.08.28
施工管理の仕事は段取りが9割です。職人さんが手を止めず、スムーズに作業を進められるよう環境を整えることが主な仕事です。だからこそ、新人時代は現場の仕事や流れを知るために、職人さんからも積極的に学んでほしいと思います。正直に言って、この仕事は決して楽な仕事ではありません。しんどいなと感じる場面もたくさんあります。でも、やればやるほど自分の中に“もっと追求したい”という気持ちが生まれてきますし、自分なりの仕事のやり方を確立できれば、仕事はぐんと面白くなります。
そんな醍醐味を知る者同士、力を合わせてひとつのものを創り上げるやりがいは格別ですよ。一緒に頑張っていきましょう。
UPDATE:2024.08.28