1回2万円×年4回支給で、一流店の味とサービスを学ぶ
ミシュラン三ツ星レストランの『レフェルヴェソンス』をはじめ、
個性的なお店を都心で展開している株式会社CITABRIA。
独立から20年以上に渡り同社を経営している石田聡社長は、
質の高い個性的な店舗を50年、100年続けることを目標にしている。
これまでの経験を通じて得たのは、目標を実現するためにはまず「人が育つ環境づくり」
だといいます。
石田氏
「正直、以前は多くのスタッフを採用してもすぐにやめてしまい、なかなか定着することが
できませんでした。
そこで抜本的に社員を育成する仕組みや待遇·環境を変えることに取り組むことを決意して、
今、様々な試みを実践しています」
その一例をあげると···
◆毎月社長や役員が講師となって、料理をはじめ社会人としてスキルアップするための研修を開催
◆1回につき2万円の費用を会社が負担して年4回、有名飲食店に来店して食事やサービスについて学ぶ
◆基礎体力や健康を維持する目的で、スポーツジムの月会費を会社が負担
など。
「研修では、例えばワイナリーを見学して生産者から直接、原料となるブドウの育て方やワインに関する知識を
学んで、理解を深める機会を設けています。
また『レフェルヴェソンス』と同様に、高品質な料理やサービスを提供する他の多くのお店を訪問して、
体験することによって、新たな気づきを得られるように、会社として支援しています」(石田氏)
これから迎い入れる新たな仲間に対しても、まずは「個」の力を高めていくための教育を行うことで、
自発的に新しいテーマにチャレンジする社員を増やしていくことを目指すそうです。