未来のクリエイターへ!デザイナー・フォトグラファーに求められる【絶対条件】とは?

2025.04.24 2
デザイナーやフォトグラファーといった「クリエイター」として長く活躍するためには、
専門技術・スキルが求められるのは当然。
でもそれ以上に「とあるスキル」が重要視されています。
今回、新卒を中心にこれまで多くのデザイナー・フォトグラファーを未経験で
採用している「インサイド・アウトグループ」のケーススタディを
通じて、これからクリエイターに求められるスキルや人物像について探っていきます。

【お話を伺ったのは・・・】
インサイド・アウトグループ

年間5.7兆円といわれる「ナイトレジャー」業界。
その中で月間17億PV以上・1日600万人が訪れる、
業界大手のナイトレジャー情報サイト『シティヘブンネット』『ガールズヘブン』など、
業界屈指のシェアを誇る情報サイトや求人サイトを運営しています。
抜群の知名度とニッチ市場に特化した広告ビジネスを展開することで、毎年増収増益を継続中。


【インタビューにご協力いただいた方のプロフィール】
◎萩生田さん/管理本部人事課 課長


◎山下さん/執行役員 本部長代理 カメラ部

◎小松さん/デザイン部 部長

【未経験でもOK!「人物重視」で採用する理由とは?】
インサイド・アウトグループでは毎年、多くのデザイナーやフォトグラファーを新卒・中途採用
を継続しています。
現在はデザイナーが約50名、フォトグラファーが約65名在籍しており、その多くが未経験から
チャレンジしているそうです。

「経験の有無よりも、私たちはその人の『人間性』を重視した採用にこだわっています」
と語るのは、同社の採用を担っている萩生田さん。
その人間性の中で、特に重視しているのはズバリ『コミュニケーション力』だといいます。

萩生田「特に当社のような『広告ビジネス』においては、クライアントをはじめ営業など
多くの人を介在して成立します。
デザイナー・フォトグラファーといった専門職であっても、そうした関係者としっかり
意思疎通を図って、クライアントが求める広告デザインや写真を生み出す必要があります。
デザインや撮影の技術は入社後でも十分習得できる環境をご用意しているので、
仕事のベースとなるコミュニケーション力を重視しています」


【撮影に対して後ろ向きな方に対して、楽しく撮影できる雰囲気づくりが大切】
インサイド・アウトグループで実際に撮影するのは、ナイトレジャーの店舗で働く、
女性キャストがメイン。
クライアントとしては人気キャストを登場させることによって広告効果を高め、
集客&売上アップを求めています。

一方、女性キャストの中には正直、撮影に対して後ろ向きな方も一定数いるそう。
そこでも「コミュニケーション力」が撮影を成功させるために必要だと、
カメラ部門責任者の山下さんは指摘します。

山下「もちろん自分自身を売り込むために、撮影に対して積極的に協力してくれるキャストも
います。しかしそうでない場合にはこちらから会話をしながら、少しずつ現場の雰囲気を
和やかにしていくことがフォトグラファーには求められます」

また同社のフォトグラファーの仕事の特徴一つとして、
「シャッターを切る」ことに専念できる点が挙げられます。

山下「撮影した画像のレタッチや、また動画撮影~編集といった業務もありますが、
それはまた別部門で対応しています。
そのため撮影に専念できる環境の中で、いかに被写体のベストショットを引き出すか?
そこにこだわってコミュニケーションを図っていくことができます」


【クライアントが求めているものを忠実に再現するデザイン力】
先ほど触れたように、インサイド・アウトグループが手掛けるのは「広告」になります。
そのため、クライアントからの指示や要望を受けてデザインも制作することになります。
そこで大事なのは、「忠実に再現できるデザイン力」だと、デザイナー部門責任者の小松さんは語ります。

小松「当社のデザイナーに求められるのは独自の芸術性を表現することではなく、
クライアントが求めていることを深く理解した上で、正確に再現できるデザイン力。
そのため発注書等の読解力や、クライアントや営業からの要望を細部まで引き出す
コミュニケーション力が何より求められます」

つまり単に「かわいい」「キレイ」といったデザインではなく、
あくまで「集客・売上アップにつながるデザイン」
を愚直に追及して、カタチに落とし込むことが同社のデザイナーには求められています。


【広告ビジネスで活躍するデザイナー・フォトグラファーへ】
これから広告ビジネスを舞台にデザイナー・フォトグラファーとして長く現場の第一線で
活躍したいと考えている方には、今回ご紹介したインサイド・アウトグループのケースは
大いに参考になるでしょう。
クリエイターとしての専門スキルや芸術センス以上に、
クライアントが求めるものを忠実に再現するためのコミュニケーション力が、
広告ビジネスでは何より重要になってきます。

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