OUR PEOPLE / 社員紹介

工事部・施工管理 部長
谷口 勝
  • 京都国際建築技術専門学校出身

匠の技を伝承する責任と使命

27歳の時、初めてお寺の新築工事を担当したことを機に、社寺建築や匠の技に興味をもつようになりました。当時、専門知識は無いに等しく、用語集を引きながら社寺用語を覚えることからのスタート。自分の能力をはるかに超えた物件で、日々、無理だと思う気持ちを奮い立たせていました。
一昨年からは当社で初となる指定文化財の仕事に携わっています。電動工具や重機のない時代、どうやってこのような施工を施したのか?昔の職人が残した技を目の当たりにするたびに、驚きと感動で胸が熱くなります。古来の技術が絶えてしまわぬよう、知識の向上に努めると共に、次世代に継承していくことが今の私の夢です。

UPDATE:2021.02.25

耳の痛い言葉こそ大切です

若い頃は血気盛んで、職人さんとよくぶつかりました。恥ずかしい話ですが、意見を言ってくれる人に対して、「監督は俺だぞ!」と、失礼な態度で接したこともあります。その時は自分が正しいと思っていたのですが、結果、その職人さんが去った後の現場で、(間違っていたのは自分だった)と思い知ることに。言いにくいことも、自分のためを思って言ってくれていたんだなと気づき、そこからどんな人の話にも耳を傾けるようになりました。後日、その職人さんには照れながらもお詫びをし、今もいい付き合いをさせてもらっています。

UPDATE:2021.02.25

受理されなかった辞表

入社3年目の時、自分なりに頑張っているのに成果を感じられない、この先もずっとそうなのか?と思ったら嫌になって、辞表を提出したことがあります。そんな時、先輩方が親身になって、未熟な自分にいろいろと話をしてくれました。当時は受け止めきれなかった言葉も、今となればその意味がよくわかります。
3年目あたりは一番しんどい時ではないでしょうか。でもそれを乗り越えたら、仕事を任されるようになり、ようやく面白味が出てくるものです。華やかに活躍する有名人もプロのスポーツ選手も、みんな下積みの時代があり、見えないところで苦労をしている。過ぎてしまえば3年はほんの一時。みなさんにも、乗り越えてもらいたいと思います。

UPDATE:2021.02.25

入社を決意したひと言

父が建設業界で働いていたこともあり、昔から「ものづくりの仕事がしたい」という夢を抱いていました。成長するにつれ、他の業種に心が動いたこともありましたが、やはり建築の道へと専門学校に進学。次第に、将来は自分で工事を動かせる現場監督の仕事をしたい、と思うようになりました。
片岡工務店に入社したのは、当時製材業を営んでいた親戚から「この会社には将来性がある」と強く薦められたからです。就職活動を始めたばかりで、正直、(他の企業もみてみたい)と思いながらも、信頼している人の言葉を信じて入社を決めました。今では会社も大きく発展し、「将来性がある」というあの時の言葉は本当だったなと実感しています。

UPDATE:2021.02.19

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