近年では、脱炭素社会の実現を目指す国の方針に従い、大手ゼネコンが手掛ける大都会の商業ビルにおいても木材利用が促進されていることをご存じですか? 木造建築が増えて国産材が使われることは、荒廃が進む森林の再生にもつながります。当社も大型建築物向けの木材供給に対応すべくドイツ製の特殊加工機を導入。人にも環境にもやさしい加工木材をつくり出す工場を見学してみましょう。
近年のプレカット加工が使われている施工事例(構造躯体の加工など)
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八戸市立西白山台小学校 (青森県)
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農林水産技術センター茶業研究所(京都府)
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のと里山里海ミュージアム(石川県)
本社工場はこんなところ
京都市京北町にある本社工場は、自然豊かでのびのびとした環境が魅力。当社がご提供する加工木材は、住宅や公共施設などの建築物を構成するうえで欠かせないもので、2×4工法や近年注目されるCLTプレカットにも対応しています。蓄積されたノウハウと先進の加工機を駆使し、木のよさを最大限に生かしたプレカット材を生み出す安心安全な場所です。
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プレカット加工の流れ
1) CAD入力
加工精度の向上や工期短縮、廃材の減少が実現できるため、一般的な木造建築住宅では90%以上がプレカット化されています。当社ではお客様ときめ細やかな打ち合わせを行い、専門知識を備えた担当者が京都市南区にあるCADセンターでプレカット加工機に入力する加工データを作成します。
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2) 資材の選定
自然素材である木材はそれぞれに特徴や性能があります。長年の経験を生かし、お客様のご要望に最適な部材を選定。まずは、整頓された資材置き場から加工する木材をリフトで運搬。つぎにCADデータと照らし合わせながら、一つ一つの木材を丁寧に点検します。割れや反りは見逃さず、いい木材を送り出すために妥協はしません。
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3) プレカット加工
加工データをもとに独自開発のダイヤモンドの刃を採用した加工機でプレカットを実施。各工程でさまざまな加工を行い、大型木造建築物向けや熟練技術が必要な高精度な加工にも対応。先進的な設備が整う清潔で安心安全な工場では、機械のメンテナンスも加工に詳しい社員が行います。
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4) 製品検査・品質チェック
当社では良質な木材を使った高品質な加工木材をご提供するため、工程ごとに厳しい品質チェックを行います。最終工程では、加工されて出てきた木材一つ一つをタブレット上のデータと照らし合わせ、確実なチェック作業を行います。
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5) 出荷
キズや汚れのない加工木材をお客様に安全にお届けするため、完成品をきっちりと積み上げ、養生シートなどで保護して出荷します。多様な加工工程がありますが、担当はローテーションするため幅広い知識と技術が身につきます。また、安全教育も定期的に行なっています。
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最後に。。
京北プレカットは、住宅であればそこで暮らす人、非住宅であればそれを利用する人のことを想って妥協のない仕事に取り組んでいます。そして、同じものが一つとない自然の木材に向き合い、確かな技術で高品質な加工木材を生み出す誠実なものづくりを目指しています。ぜひ本社工場に足を運んで見学してください!