OUR PEOPLE / 社員紹介

調理師
山口 隼佑
  • 京都
  • 京都府立亀岡高等学校出身

働きながら調理師免許を取得する道を選択

中学生の頃、従兄弟が和食の料理人として働いているのを見て、かっこいいなと思ったのが、この道に進もうと思った理由です。高校3年生になった頃、1年生のときの担任の先生が、「料理人になりたい」という私の夢を覚えてくれていて、「料理人を目指すなら、一度現場の人に話を聞きに行ってみたらどうだ」と、『京料理 萬重』に勤める先輩(先生の教え子)を紹介してくれたのが、いまに至るきっかけです。高校卒業後は、調理師免許が取得できる専門学校に進む予定でしたが、実践を通して調理の実務経験を積み、働きながら調理師免許を取得するという道も悪くないなと思い、進学ではなく就職することに決めました。

UPDATE:2025.06.13

自ら行動を起こす力こそが、上達への近道

調理は全くゼロからのスタートで、私はどちらかというと不器用な方だったこともあり、入社したばかりの頃は、専門学校卒の同期と自分の仕事の出来を比べてしまい、力不足に落ち込んだり、焦ったりしていました。しかし同期にも自分にも負けたくなかったので、仕事終わりに大根を買ってきて、寮の部屋で桂剥きの練習をしたり、先輩に教えてもらうのを待つのではなく、事あるごとに自分から積極的に教えを乞うよう心がけていました。いま改めて思うことは、調理人を目指すなら、受け身の姿勢では絶対ダメ。恥や遠慮は一旦捨て去って、自分から「教えてください」とアクションを起こすことが、経験・未経験者関係なく上達への近道だと思います。

UPDATE:2025.06.13

経験を積む機会が多く、技術を磨くには最高の環境

入社して良かったと思うことは、伝統的な京料理を中心に仕出し、折詰、出張料理、寿司など、日本が誇る「和食」を総合的に学ぶことができること。また、海の幸、山の幸、里の幸など、多種多様な食材が扱えるので食の幅が広がり、さまざまな風味や食感を体感できることです。さらに、毎日の下ごしらえで大きな魚を何本も捌くなどたくさんの食材を扱えるので、技術の向上に必要な経験を積む機会が多く、調理の基本を習得し、応用力をつけるには最高の環境です。調理技術を磨くには地道な努力が必要ですが、個々の努力や小さな変化に気づいて、「今度はこれをやってみるか」と声をかけてくれる上司や先輩が周りにいることも良かった点です。

UPDATE:2025.06.13

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