人生100年時代、住まいは単なる居住空間を超え、人生をデザインする舞台となりました。しかし、便利なデジタルツールの普及で、お客様とじっくり話す機会は減っているのも事実。そんな今だからこそ、「お客様との繋がり」を大切に、設計士が一貫してプロジェクトを担当する「一気通貫型」で、お客様の理想をカタチにする家づくりを実現している会社があります。今回はそんなマツミハウジング株式会社についてご紹介します。
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【マツミハウジング株式会社 プロフィール】
1972年創業、東京都小平市のマツミハウジング株式会社は、「住まいとは幸せの器」という信条のもと、外断熱と涼温換気を特徴とする木造注文住宅を手掛けています。住む人の健康を考え、構造・外断熱・換気・空調の4つを重視。外断熱で家全体を覆い、独自の換気システムとエアコン一台を組み合わせた「全館涼温房」で、一年を通して温度差のない快適な「涼温な家®」を提供しています。 地元に寄り添う工務店でありながら、住み心地を体感できる「涼温な家®・住心地体感ハウス」を設けているのも特徴。単なる住むための建物ではなく、「健康」や「住み心地」といった目に見えない価値を大切にしています。
“営業がいない「一気通貫型」の事業方針とは?”
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マツミハウジングでは、お客様との最初のご相談から、設計、監督、お引渡し、そしてメンテナンスまで、設計士が一貫して担当する「一気通貫型」を採用しています。
このスタイルはお客様にとって、担当が変わることによる伝達ミスや連携不足の心配がなく、想いをダイレクトに伝えられるというメリットがあります。まさに「想いをカタチに」する家づくりを実現しているのです。
また、社員にとっても、お客様の「困りごと」に直接向き合い、最適な解決策を提案できるやりがいや、家づくりの全てを経験できるというメリットがあります。図面だけでは分からない現場の知識や技術を習得できるのは大きな魅力です。入社後は全ての工程を経験し、先輩社員の指導を受けながら着実にスキルアップできる環境です。
一通り自分でできるようになれば、休みの調整なども自分の裁量でできるようになるため、ワークライフバランスも整えやすくなります。
このように、「一気通貫型」は、お客様と社員双方に大きなメリットをもたらす家づくりのスタイルなのです。
“営業がいなくて困らないのか”
マツミハウジングの「一気通貫型」は、営業担当の代わりに「書籍」と「情報発信」で成り立っています。普通の住宅会社では営業担当が最初の窓口ですが、マツミハウジングでは書籍を通して理念や家づくりへの想いを伝えてきました。この書籍が、お客様との出会いを作る役割を果たし、理念に共感したお客様からの問い合わせが、スムーズな設計スタートに繋がっています。
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現代では、SNSや動画サイトなどの情報発信も企業成長に不可欠です。マツミハウジングもこの流れを捉え、積極的に情報発信。その結果、遠く沖縄からも依頼が来るほどの集客力を発揮しています。
書籍と情報発信による理念共有は、お客様と社員の意識を高め、「一気通貫型」がスムーズに機能する基盤となっています。つまり、これらは単なる集客手段ではなく、「一気通貫型」を支える重要な柱なのです。
“AIが当たり前になるこれからの時代の設計士”
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技術の進歩により、建築業界でもAIが図面作成を担う時代が近づいています。これまで設計士の重要な業務だった図面作成が自動化されることで、設計士の役割は大きく変化します。
これからの時代、設計士に求められるのは、お客様に「寄り添い」、潜在的なニーズや想いを「聞き出し」、具体的な形として「実現していく」力です。AIは効率的な図面作成は得意ですが、お客様の個性やライフスタイル、言葉にならない要望までは理解できません。そこに、人間である設計士の価値があります。
お客様との対話を通して理想の暮らしを深く理解し、AIでは捉えきれない感性や想いを汲み取り、AIと協働しながら最適な形で具現化していく。これこそが、これからの設計士の姿です。
マツミハウジングの「一気通貫型」スタイルは、お客様に寄り添い、想いを形にする力を育む最適な環境です。お客様と深く関わる経験を通して、AI時代にも活躍できる、真に価値のある設計士へと成長できます。
“お客様の声が物語る、マツミハウジングの家づくり ”
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マツミハウジングの家づくりは、「お客様の想い」を大切にするところから始まります。それは、実際のお客様の声が証明しています。
クリーニング店を営んでいたご家族の事例では、お祖父様の代から受け継がれてきた土地に、90歳のお父様のための建て替えを決意。当社の書籍『さらに「いい家」を求めて』がきっかけで、私たちの家づくりに共感いただきました。
以前の家は断熱性が低く、夏暑く冬寒い環境だったため、お父様の健康を考慮し「涼温な家」を選択。完成後には、「一年中温度差がなく、夏涼しく冬暖かく、エアコンの不快な音や風を感じない、体に優しい住み心地に大満足。夜もぐっすり眠れ、体調も本当に良くなった」とのお言葉をいただきました。
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担当設計士も「注文住宅のお客様はこだわりのある方が多いですが、しっかり聞いて反映できた分、とても満足し感謝してくださるので、やりがいを感じます」と語ります。お客様の想いを丁寧に聞き、実現していく過程は大きなやりがいにつながり、完成後もお客様が家を大切に使ってくださる姿を見るのは、設計士として何より嬉しい瞬間です。
この事例からもわかるように、マツミハウジングではお客様の想いを深く理解し、「一気通貫型」で丁寧に形にすることを大切にしています。お客様の「困りごと」を解決し、快適な暮らしを実現することで、心からの感謝と喜びをいただいています。
“学生へのメッセージ”
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建築の仕事は、単に建物を建てるだけでなく、人々の暮らしを豊かにし、未来を創造する、大変やりがいのある仕事です。お客様の笑顔を間近で見られることは、大きな喜びです。自らの手で作り上げたものが、人々の生活の一部として長く愛されることは、かけがえのない経験となります。建築に関心を持ち、この道を選んだ時の熱い思い、初心を忘れずに、建築の魅力を探求し続けてください。
困難に直面することもあるかもしれませんが、諦めずに努力すれば必ず成長できます。環境はこちらで用意するのでぜひ3年は続けてみてください。きっと成長を実感できるはずです。そして、そんな成長したあなたを待っているお客様がいます。
いつか共に、お客様の「想いをカタチに」する家づくりができる日を心待ちにしています。皆様の挑戦を応援しています。