私は中途入社で灘たん熊北店に入社しました。前職では同業他社で百貨店に卸すお弁当の製造をしていたのですが、会社の方針転換や、コンビニのお弁当などを手掛けるようになったことを機に転職を決意。最終的には、もともと手掛けていた本物志向のお弁当やお惣菜を作りたいという思いに背を押され、今に至っています。灘たん熊北店に入社してまず驚いたのは、すべての仕事がとても丁寧に行われていることでした。指導していただいた先輩に、「お弁当箱に料理を入れるのではなく、“盛り付けて下さい”」と言われたことがとても印象深く、心に響いたことを覚えています。
UPDATE:2024.03.21
お弁当の盛り付けはとても奥が深く、“きぬさや”の向きひとつにもルールがあります。菜の花の葉は茎にくるくる巻き付けて詰める、メインの料理は両手で持ち上げて沈み込まないように盛るなど、灘たん熊北店に入社して知ったことがたくさんあり、とても学びになりました。盛り付け以外にも、スピードより丁寧さを重視するなど、コンビニやスーパーのお弁当製造とは正反対だなと感じることは多かったです。“盛り付けるとはどういうことか”を教えていただいてからは、盛り付け=作業ではなく、料理を作っているんだと思えるように。自分の仕事に誇りを持ちながら、これからも成長していきたいと思っています。
UPDATE:2024.03.21
おせち料理製造のピークは9月~12月。日頃は午前中に当日注文分のお弁当を盛りつけて、午後からは翌日以降のお弁当やおせち料理の仕込み・準備を行っています。仕込みでは“龍皮巻き”(酢〆した白身魚と生姜を昆布で巻く料理)などを手掛けることが多く、一から自分で手掛ける楽しさややりがいを実感。自分では“うまくできた”と思っても、盛り込みの際に崩れてしまうこともありまだまだ修行中なのですが、スピードアップや技術の習得、ミスをしないなどの課題をひとつずつクリアできるよう、これからも努力していきます。同時に、できることが増えていく喜びも味わっていきたいです。
UPDATE:2024.03.21