仕込みをしてお客様を迎え、片付けまでを全員でおこないます。
出社は12時頃で、魚の水洗いや野菜の仕分けなど基本的なことから始まります。野菜を切ったり魚をおろしたり、出汁を取ったりして仕込みが終わると、全員でまかないを食べます。まかないは当番が決まっておらず、作りたい人が作るスタイル。一息ついたら掃除をしてお客様を迎える準備をします。営業終了後は片付けして帰ります。

食材の注文はそれぞれが欲しい食材をまとめて統括者に伝え、大将が手配します。お客様に提供するメニューは「おまかせ」のみで、通年お出しするものと毎月変わるものとがあります。ひと月の間でも固定はせず、旬の食材を取り入れながら少しずつ変えています。

決まった研修制度はありません。まずは「楽しい」と思える感覚を身につけてもらいたいので、なるべく本人の希望に沿える形で進めます。楽しく覚えて自信がついてくれば、次の新しいことをやってみたいと意欲も出ます。スタッフが育って任せることが増えれば、大将は次の新しいことに取り組めます。仕事はどんどん任せ、チームとして同じ成果が出せるよう、それぞれが勉強できる環境を作り上げています。

鈴田式では、「やりたいことが明確で、やる気のある人」「教えてもらったことを素直に実行できる人」を求めています。最初から高い技術は必要ありません。ゼロから丁寧に教えるので、技術を磨く意欲さえあれば大丈夫です。徒歩圏内に住んでいただければ家賃補助もあり、安心して働ける環境です。現スタッフは20代前半から50代まで幅広く在籍し、紹介や求人を通じて入社しています。さらに、海外展開に向けて研修に来ているスタッフもいます。

また、当店では薪火を使った料理だけでなく、お客様に驚きと楽しさを提供するエンタメ性も重視しています。例えば、ご飯に瞬間燻製のようにして香りをつけ、目の前で蓋を開けて、煙と香りを楽しんでいただく演出や、台湾カステラのできたてをプルプルして見せるなど、料理を通じて特別な体験を提供しています。新しい食材で試作し、おいしければすぐにメニューに取り入れられるのも魅力です。年齢に関係なく、皆が平等に活躍できる環境を整えているため、自ら考えて行動できる意欲的な方をお待ちしています。