年中無休かつ24時間営業を基本に、全国各地のロードサイドエリアに積極的に新規出店をしている人気ラーメン店「山岡家」。
今後3年間で年商500億円の達成に向けて、新卒社員の採用を強化しています。
そのため多くの社員が「山岡家で長く働きたい!」と思えるような職場環境づくりや福利厚生制度を整えているとのこと。
今回、山岡家ならではの福利厚生制度のご紹介や、その制度に込められた思いについてご紹介します。
【お話を伺ったのは・・・】
株式会社丸千代山岡家
1988年、茨城県牛久市内に「ラーメン山岡家」を開店して以降、着実に店舗を拡大しており現在、全国188店舗(2025年1月時点)を展開中。
【食を通じて、人と地域社会をつなぐ企業へ全てのお客様に喜んでもらい、「お客様」「社会」「社員」に必要とされる企業であり続ける】を経営理念に、「店内調理」をはじめとした味と人にこだわる経営姿勢を創業以来、一貫して大事していることによって根強い人気を獲得。
2025年1月期には売上高345億円、今後3年で年商500億円を目指している。
【インタビューにご協力いただいた方】
仁平 成琉(にひら なる)さん
管理本部 人事総務部 採用課
2023年新卒入社。1年目は守谷店勤務で2年目から採用業務を担当。
【「週に2日、しっかり休めること」が最大のメリット】
「私自身、飲食業界に対しては入社前まで週1日でも休めればいいな、という感覚でした」と話す仁平さん。
労働規制や働き方改革の浸透によって飲食業界の労働環境も、一昔前と比べて改善が進んでいますが、お休みに関しては他業界と比べてまだまだ少ない、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
特に「年中無休で24時間営業」している山岡家なら、なおさら休めないと思われるかもしれません。
しかし山岡家ではいち早く「週休2日制」を導入することによって、社員が無理なく仕事を続けられる環境を整備。
仁平:
『どんなに仕事が楽しくて、やりがいを感じていても、休みが少なければどっかで無理がたたってしまいます。だからこそ、まずは『しっかり週2日、休める』という安心感を社員に持ってもらうことが大事だと考えています。』
【「週休2日+αの特別休暇」でもっと働きやすく】
週休2日に加えて、さらに山岡家では趣向を凝らした休みを設けているそうです。
その一つが「誕生日お祝い制度」。
仁平:
『社員の誕生月を対象に、有給休暇とは別に特別休暇を1日、自由に取得できます。加えて『現金1万円』を支給することで、有意義に誕生日を過ごしてもらっています。』
この制度、新卒社員を中心にとても好評とのことで、就活生向け会社説明会でも特に多くの質問を受けるなど、注目を集めています。
そしてもう一つ注目したいのが「シーズン休暇制度」。
仁平:
『1年間で5日間の特別休暇を設定して、自由に取得できる制度です。特に『3連休』など連休として取得する社員も多く、中には通常休暇と組み合わせて『7連休』をとる社員もいます。』
このように社員の日ごろの頑張りに対するねぎらいや感謝の気持ちを込めて、プライベートの時間も大切にしてほしいという会社の願いが、こうした制度の根底にはあります。
【入社1年目で全員「1万5000円昇給」を実現!】
お休みと同様、社員にとって重要な待遇・福利厚生となる「給与・評価制度」に関しても、山岡家では公正明確な制度を導入しています。
特に山岡家独自のキャリアアッププログラム「Y-CUP」によって、5つのカリキュラム&社内試験があり、一段階受講~合格するごとに昇給昇進できます。
仁平:
『新卒1年目の社員にはまず、1プログラムを受けてもらうことでこれまでほぼ全員、1年目で合格して月1万5000円のベースアップを実現しています。』
入社後の導入研修や、その後の店舗研修などを通じて丁寧に指導育成していることから、真面目に取り組めば必ず1年目から昇給できるそうです。
【着実に給与が上がり、昇進する実感が得られる満足感】
入社1年目の昇給だけではなく、その後も年2回の振り返り評価面談を通じて、目標達成に向けた本人の努力や成長・成果に対して公正に評価~昇給昇進に反映しています。
仁平:
『ちなみにY―CUPでは1~2が主に店舗マネジメント分野のスキルを習得、3では店長になるための実践的なスキルを習得、4~5では店長がさらにキャリアアップするためのスキルを習得、といった構成になっています。特に新卒社員の場合、入社3年前後で店長になることを目指しています。』
また残業代に関しても、細部まで勤怠管理を徹底。
こうした姿勢にも、社員を大切にする経営理念が表れています。