福岡の専門学校を卒業後、上京して高級ホテルのキッチンで働いていました。ホテルだけにお客様の数も多く、たくさんの調理師が働いていたので調理作業も分業化されていました。私は肉を焼く担当でしたが、ずっと同じ仕事の繰り返しだったのです。このままでは技術が身に付かないと考え、もっと幅広い調理を経験できる職場への転職を決意しました。将来は自分の店を持ちたいとも考えていたため、店の立ち上げから経験できる会社を探していたところ、『Azuki』のオープンを控えた当社の求人を見つけました。オープニングスタッフとして入社できることに加え、比較的珍しい「会員制の飲食店」であったことにも興味を惹かれ、入社を決めました。
UPDATE:2023.02.17
前任の料理長が別店舗へ移ったため、入社後約半年のタイミングで『Azuki』の料理長を任されることになりました。現在はカウンターに立って調理した料理をお客様に振る舞っているほか、メニュー作りも担当しています。コースメニューは1カ月ごとに変更しており、調理師全員で意見を出し合いながら企画します。創作肉料理のお店なのでコースの主役は肉料理ですが、脂っぽくなり過ぎないように野菜や魚介も効果的に使い、見た目の彩り的にもお客様に喜んでいただける料理にこだわっています。『Azuki』のオープン直後は予約が埋まらない日もありましたが、現在では半年先まで予約が埋まっている状況であり、本当に嬉しく思います。
UPDATE:2023.02.17
『Azuki』では高級食材を使うことも多いのですが、キャビアやフォアグラといった誰もが知っている有名食材ばかりに頼りたくありません。たとえば鴨料理であれば、よく使われるマグレ・ド・カナールではなく、フランスの一部の地方で飼育されるシャラン鴨を使うなど、『Azuki』だからこそ味わえる特別感のある料理・食材をご提供することに注力しています。前職では携われなかったメニューや食材を考える仕事に大きなやりがいを感じていますし、27歳の若さで料理長を任せてもらえる会社も珍しいのではないでしょうか。若いうちから幅広い技術を学び、年齢に関係なく活躍したい方にとってはピッタリの会社だと思います。
UPDATE:2023.02.17