旅をゆたかにする。それがホテルの使命です。コロナ禍で、私たちはオンライン化による意思疎通方法を獲得しましたが、元来人間とは、五感を有し呼吸するもの。リアルな意思疎通による豊かな実体験は不可欠です。ホテル・飲食がなくなることはありません。私たちはリアルな関わりのなかでお客様のひとときを豊かにするお手伝いをすることができるのです。例えば、料理というのは器や盛り付けを含め芸術作品です。創意工夫をした作品が完食になり「美味しい」と喜んでいただけると、リアルな関わりをするサービススタッフだけでなく、お客様の顔が見えない調理スタッフにとっても、大きな喜びとなります。
お客様も従業員も、心豊かになる瞬間を共有できるのです。この仕事にぜひ誇りを持って働いていただけたらと思います。そしてその頑張りに対し、私たちも従業員へ還元します。
京阪グループは「未来は、楽しく変えていこう。」というビオスタイルプロジェクトを掲げています。「売り手よし・買い手よし・世間よし・作り手よし・地球よし・未来よし」という六方よしを目指し、持続可能な取り組みを行っています。私たちと一緒に、地球や世界の未来に貢献していきませんか。
株式会社ホテル京阪 代表取締役社長 山田 有希生