「あんたの中華は京都では通用しません。もっと和食を勉強しなはれ」
京町家に一之船入を構えた時、祇園のお茶屋の女将さんから言われたひと言。私が料理人として初の挫折を味わい、同時に今に至る転機となった言葉でもあります。
私は横浜中華街の生まれ。11歳から包丁を握り、18歳で本格的に料理の道へ進みました。以来国内外で経験を積み、メディアにも活躍の場が広がるなか、一之船入をオープン。当時、ランチには100人近い行列ができる盛況ぶり。そんなある日、冒頭の一言を突きつけられ、そこから私の新たな挑戦が始まったのです。
京都の味、水、作法や文化にいたるまで、あらゆる学びを融合させた“京中華の味”。その実現には幾多の歳月がかかりましたが、その後かつての女将さんたちから「この料理を食べて、すごく幸せです。幸せをありがとう」と言われたときは、すべてが報われたと感じました。人目をはばからず泣いたことを、今も鮮明に覚えています。
努力は絶対に報われる。誰でもナンバーワン、オンリーワンの料理人になれると私は信じています。強い気持ちをもってこの世界に飛び込んできてください。私達も全力で育て上げていきます。
オーナーシェフ 魏 禧之
“昔を大切に新しい時代を”
料理も文化も店のあり方も、これまで育まれてきたものを大切に。
そのうえで、臆することなく攻める姿勢を貫きたいと考えています。
言うことは簡単。でも、実践することは難しい。
昨今のコロナ禍、当初は私たちも心がひるみ、守りに入ろうとした時期もありました。
でも、それではいけない。
こんなときだからこそ、あらためて基本に立ち返り
新しいスタイルをつくり出していこうと決めました。
今は、その挑戦の真っただ中です。
創作中華の店を構えて、来年で25年になります。
京都に馴染む中国料理をと挑戦を重ね、海外では「日本・京都の中国料理」「京都にしかない中国料理を生み出すシェフ」と称号されるまでになりました。
今後はその期待に一層の努力をもって応えるべく、創作中華あらため、京都中華の一之船入として新出発して参ります。国内店舗のリニューアルおよび拡充、海外での事業の展開などの計画も心機一転してゼロからのスタート。みなさんの力にも期待しています。
社名・店名 | 有限会社華都公司 (フリガナ/カトウコンス) |
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本社所在地 | 〒604-0924 京都府京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町537番50 |
本社へのアクセス | 地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩2分 |
TEL | 075-213-2687 |
FAX | 075-708-7484 |
URL | http://ichinohunairi.com/ |
事業内容 | 飲食業(中華料理屋) |
代表者 | オーナーシェフ 魏 禧之 (フリガナ/ギ ヨシユキ) |
設立 | 1998年 |
資本金 | 15,500,000円 (1550万円) |
年商 | 205百万円 (2020年4月期) |
事業所数 | 5 |
従業員数 | 78人 (2021年10月) |
留学生採用 |
留学生採用実績あり 留学生採用予定あり |
関連会社 | 巍G.Rco合同会社 |
屋号 | 創作中華 一之船入 魏飯夷堂 三条店 魏飯吉堂 京都タワー店 2022年春 新店舗開業予定 |