コウヨウ土木で活躍する多彩な人材の中には、まったくの異業種から土木の道に進んだ人もいます。中でも異色なのが、2022年に入社した松尾光優(33歳)。 文系出身、銀行営業から土木施工管理への転身を決めた彼が、入社の経緯や土木の仕事の魅力について語ります。
【語り手】
松尾 光優(マツオ ミツヒロ)/33歳 2022年4月入社 修成建設専門学校卒業。
元・銀行の営業職。学生時代は野球、現在はゴルフが趣味。家庭では二児の父。
「辛いものが好きですが、仕事に影響が出ないよう食べ過ぎ・飲みすぎには気をつけています!」
転職の経緯
コウヨウ土木に入社する前の職業は銀行の営業です。建設会社、なかでも土木関係のお客様が多く、話をするうちに、「現場監督になりたい」と思うようになりました。実は祖父が建設の仕事をしており、幼い頃はよく保管されている重機に乗って遊んでいたんです。仕事で業界のことを知るにつれ、(建設の世界を体験してみたいな)という気持ちが強くなり、思い切って銀行を退職。修成建設専門学校へ入学しました。学費と再就職までの生活費を工面し、キャリアチェンジを後押ししてくれた妻には本当に感謝しています。
コウヨウ土木を第一志望にした理由
入社の決め手になったのは、受注した工事の管理から施工まで、自社で一貫して手掛けるスタイルに魅かれたからです。全工程に最後まで責任を持つという考えに共感しましたし、その分やりがいも大きいと思いました。また、面接の際のフランクな雰囲気も良かったです。専務がざっくばらんに話をして下さり、私も自分の考えを伝えやすかった。社内の風通しのよさを感じました。
実際に業界を経験して、率直な感想は?
まったく異業種からのスタートですから、最初はすべてが未経験。仕事上のコミュニケーションでは自分の考えをストレートに表現する人が多く、正直、言い方がきついなと感じたこともあります。でも、話をするうちに、工事を止めないように、納期や安全のことを真剣に考えているからなんだ、ということがわかるようになりました。ちなみに休憩時間は和やかですよ。真面目な話からしょうもないことまで、ざっくばらんに談笑しています。
スケールの大きさが土木の魅力
土木は人々が安全に、さらに安心して暮らせる環境を作る仕事。道路や橋を作ったり、家や建物を建てるための土地を開拓・整備したり、その内容は多岐にわたります。耐震や水害対策など自然災害に備えた街づくりも土木の仕事です。
この一年で私が経験したのは、河川の氾濫を防ぐ河川工事と、新しい住宅地をつくるための宅地造成工事です。現場は水辺や山を切り拓いた場所。穴にハマって転んだり、滑って制服のズボンが破れたり、いろんな武勇伝をつくりました(笑) いずれも銀行営業時代にはありえなかった経験ですが、今は“全身で仕事に体当たりしている!”そんな実感があります。すべてにおいてスケールの大きさを感じることのできる仕事だと思います。
一年で身についたこと、成長したと思うこと
現在は先輩の仕事を手伝いながら、材料の発注や測量、CADを使った図面の加工、進捗状況の記録などを行っています。中でも測量は工事の基本となる仕事。野帳ノート(測量値を記録する手帳)を手にするのも初めてでしたが、最近は記録の取り方にも慣れてきました。出来ることは確実に増えています。
工事を進める中で聞いたこと、気づいたことは常にノートに書き留めています。よくわからなくてもとにかく書いておく。そうすると後になって、または完成した時などに、こういうことか!と、わかる瞬間があるんですよ。漠然としていたイメージがパッとクリアになる。まさに、百聞は一見に如かず、ですね。
最後に、就活生のみなさんへメッセージ!
やりたいことがはっきりしている人も、まだぼんやりしている人も、まずはいろんな会社のことを調べてみてください。知識や情報、経験が増えると、自分の中に選択肢が増えていきます。専門学校では建築を学んだけれど、土木の話を聞いてみたら、「それ、自分がやりたいことだ!」なんてことも、あるかもしれませんよ。是非一度、コウヨウ土木にも足を運んでくださいね。