モノづくりやDIYへの興味から進学した建設専門学校では、内装や家具を含む空間デザインを専攻していました。勉強する中で、やはり自分は大きなものをつくり上げる仕事がしたいと思うように。数ある土木会社の中でも宮本組は、同規模の他社と比較して給料が高く、福利厚生もしっかりしていたので、迷うことなく入社を決めました。社会人になっても自分の時間や趣味の時間を大切にしたいと考えていたので、GWやお盆など大型連休があることもありがたかったです。現在は土日休みの現場なので、普段からプライベートの時間をしっかり確保でき、バランスの良い働き方を実現できています。
UPDATE:2024.12.14
入社から現在まで、静岡県の高速道路新設工事現場をメインに担当しています。山をユンボで掘削し、土はダンプで他の造成工事現場などへ運ぶのですが、運搬が安全に行われるよう運転手さんの教育をしたり、ルートの確認をしたりすることも私たちの仕事です。また、ここは富士山麓なので、工事中に湧水が湧き出てくることがあります。土砂崩れを防ぐために法枠(のりわく)ブロックを据え付けたり、「ふとんかご」という鉄の入れ物に石を詰めて土留めをしたり、山を切り崩したあとの整備も大切な仕事です。現在、手掛けた道路の一部は開通しており、そこを通るたびに感慨深い気持ちになります。
UPDATE:2024.12.14
印象深いのは能登半島地震の災害復旧工事に参加したことです。会社から連絡をいただいたときは、正直とても悩みました。余震も続いていたため不安がありましたが、一人でも多くの方の助けになれるならと、意を決して応援に駆け付けました。私が担当したのは、土砂崩れで通行止めになった道路の土砂を搬出し、緊急車両が通れるようにするための一次啓開工事(応急的な道路復旧)です。現場はニュースで見た通りの状態で、ライフラインは崩壊。私も数日間は風呂に入らず仕事にあたりました。有事の際にすぐ駆け付けられる建設会社は多くはないと思います。宮本組の一員としてその責任の一端を、身をもって感じた現場でした。
UPDATE:2024.12.14