この仕事で大切だと思うことは、お客様がイメージされていることをいかに忠実に再現し、現場に繋ぐかということですね。お客様によっては、イメージはあってもそれを言葉では伝えにくいということもあります。そんな時はこちらから図面をお見せし、こちらのイメージでいかがでしょうか?このようにされてはどうですか?と、ご提案することで完成に近づけます。後は、現場のやる気やモチベーションを保つことですね。いいものを作るとなると、やはりそれだけの職人さんの気概も必要です。建築の現場は引継作業が全てです。一つの弛みやズレが工程全体に影響しますので、引継部分をどれだけスムーズに行うかも、私の仕事の大切な部分だと思います。
UPDATE:2016.08.09
やりがいを感じることは、やはりお客様から「ありがとう」というお言葉をいただけることです。小学校の建設の仕事をした時のことでした。子供たちが「工事のおじちゃんいつもありがとう。」と工事が終わった後に手紙をくれたんです。小さな子は絵とかも書いてくれて…それを貰った時はすごく嬉しくて思わず泣きそうになり、またこの子供たちの勉強する場所を自分が作っているんだというやりがいも同時に感じましたね。自分の子供にも自分の会社が建てたものを見せたりもします。「お父ちゃん、これ建てたんやで」と。いい仕事をして出来た成果を家族に見せる時は、自分の仕事を少し誇らしく思えますね。
UPDATE:2016.08.09
建築に興味を持ったきっかけは、実家を新築した時のことでした。家に来られた大工さんをうちの親が手厚くもてなしていたんです。まだ幼かった僕にとってはとてもかっこよく、神様のように見えましたね。そこから建築の仕事に憧れを抱くようになりました。その後学校を卒業し、知人の紹介でこの会社にご縁を頂いたのですが、建築に携わりたいという想いが元々あったので、当時はまだ施工管理の仕事がこの会社にあるのかも知らない状態でしたが、迷いなく入社を決意しました。最初の頃は先輩に付いて現場をまわり、勉強する毎日でした。施工管理の仕事はどの現場も同じものはなく、一つ一つパターンが違うので、今でも毎日が勉強です。
UPDATE:2016.02.29