【6thの移転がPlan・Do・Seeの未来を創る】
2012年5月8日にオープンした6th by ORIENTAL HOTEL
有楽町での営業が残すところあと44日となりました。(2023/09/08現在)
10年以上愛され続けたあの場所が無くなってしまうことを、
寂しいと感じる人も少なくないと思います。
私が入社した当時は、東京にはまだひとつも店舗がありませんでした。
なので東京の有楽町でレストランを運営することを知った時には胸が高鳴ったことを覚えています。
そしてPDSのレストラン店舗がこれから徐々に全国にも広がっていくのかなと想像していたことを思い出します。
”もしも東京の中心にオリエンタルホテルがあったなら”をコンセプトにオープンした
6thbyORIENTALHOTELに、いま自分がキッチンマネージャーとして
有楽町での営業の最終日を迎えられることがとても不思議な気持ちです。
現在は麻布台に引っ越すことが決まり、背中でビシビシと期待を感じながら
開業準備で慌ただしい日々を過ごしております。
この麻布台への移転プロジェクトはPDSとして大きな意味があるチャレンジと感じています。
1つ目は、PDSで初めて店舗がテナントに入ること。
2つ目は、30年の歳月をかけ叡智を集結し誕生する麻布台ヒルズへ移転すること。
食だけではなく、ファッション・アート・カルチャー・ウェルネスなどの
流行の発信地かつ、新しい豊かさを提案する麻布台ヒルズは間違いなく東京で一番最先端でホットな街になります。
ここに、日本を代表する選りすぐりのレストランが約150店舗集まります。
街の価値を上げるレストランチームの一員でいられるのはとても嬉しいです。
ですが、有楽町を行き交う人々のライフスタイルに合わせて
営業していた有楽町駅前の路面店から、麻布台ヒルズ3階へ移転というチャレンジ。
国内外を問わず、本質的な体験や価値を大切にされる目線の高いお客様にも
選ばれるお店であり続ける必要があり、そして進化させ続けなければなりません。
ただ、私たちが大切にしていることはどこへ行っても変わりません。
いままでもこれからも、いまこの瞬間、目の前のお客様や料理に
向き合い続けることによって新しい未来につながると思っています。
パンケーキやバスクチーズケーキを始めとする6thを代表するメニューや
異国情緒ただよう楽しい空気感、気のいいサービスなど
10年以上愛され続けた「6th by ORIENTAL HOTEL」のエッセンスはそのままに
6thの名前を継承した「Balcony by 6th」そして「鮨 麻布」「おちあいろう ステーキハウス 東京」「The Lovers’ Loung」の
4業態に生まれ変わって、麻布台ヒルズにて新たな物語をスタートさせます。
6thが移転リニューアルしても変わらずたくさんの人に愛され続けることによって、
海外にももっと新店舗ができたり全国にもっとたくさんPDSの運営するレストラン店舗が増える可能性を感じています。
PDSのおもてなしを麻布台から世界中の人々へ発信していきたいと考えています。
6th キッチンマネージャー
北田達也