わたしは辻調で勉強をし、あこがれのポンテベッキオに入社しました。当時、説明会には100人を超える様々な学校の就活生が集まり、内定を取るのは至難の業でした。
ここで、最初にした仕事は、ホールサービス。ポンテベッキオでは、必ず最初にホールサービスを全員が経験します。
UPDATE:2020.07.11
入社から現在に至るまで。ポジション、役割、職務をご紹介。
辻調からポンテベッキオのソムリエに
わたしは現在、エキポンテベッキオのホールマネージャー、ソムリエとして働いています。
わたしが就活生だった当時は、説明会だけで100名以上の参加があり、憧れのポンテベッキオへの入社は狭き門でした。
面接では失敗したと思っていたのに、筆記試験の結果が良かったのか、内定を勝ち取りました。
調理師の勉強をし、なぜそこからソムリエとなり、ホールマネージャーとなったのか。それは、1年目にポンテベッキオ北浜本店に配属になったことに起因する。
今は独立されているミシュランの星付きシェフや、知らないことは何もないくらい、質問すれば何でも知っているソムリエやソムリエールの上司、先輩がそこには居た。
わたしは正直、ホールが苦手だった。レストランを志す就活生にこんなこと言うべきれはないのだが、なぜ本店に配属??最初はお客様と会話することも許されないのかと思える状況だった(実際はそんなことないのだが)。
サーバーを持てるようになって、皿を持てるようになって、パンを丁寧にくばり、お客様のテーブルに料理を運ぶの手伝う。オーダーなんて取れやしない。なんて店だ。なんてお客様だ、と本当に思っていた。
しかし、それには全て理由があり、その時の状況があった。それを感じ始めたころ、ようやく、コースの最後にお出しすすrドルチェやカフェのご注文をお伺いできるようになった。
この料理を作ったのには経緯がある。それを会話の中で説明できるか、ここで使用された「最適調理」はどんな部分か、このお客様は今日どうしてポンテベッキオに来られたのか。
何となく、でも理由がある。それがわかると、接客が楽しくなってきた。しかも、ワインって美味しい!おもしろい!
こうして僕はどんどんポンテベッキオの沼にはまり、とうとうソムリエになり、マネージャーになった。