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2025.06.22 0
成和建設株式会社は、福岡市を拠点に建設業を営む地場ゼネコンです。マンションの新築を中心に、分譲・賃貸の両方を手掛けながら、福岡の街と共に発展してきました。   「離職率が高い」と言われる建設業界ですが、実は当社では、10年以上勤める社員が多く活躍しています。その理由は、「特別な待遇や条件の良さ」ではなく、「人とのつながり」があるから。背景には、自然体で振る舞える関係性や、信頼を土台とした一体感の醸成があります。     1. 顔を合わせて話せる、心地よい距離感 日常の中で自然に顔を合わせ、話し合える場が多くあることは、お互いの距離を縮めるひとつの要因だと思います。毎月、現場に常駐する社員が集まる「工事部会議」と、事務スタッフを含む全社員が集まる「全体会議」を実施。全体会議では、現場の進捗だけでなく、社員旅行や社内イベントについてもみんなで話し合います。一人一人が自分らしさを発揮してチームの一体感に貢献しています。 [20250610seiwakensetsu_zadankai-10.jpg] 2. 仲間としてつながり合える職場 会議だけでなく、日常のやりとりの中でも社員同士の距離は近く、現場が違っても「最近どう?」「困ってない?」と、先輩が気にかけてくれます。社長や経営層も定期的に現場に足を運び、若手社員と食事をしながら話を聞いたり、ざっくばらんな意見交換の場を設けたりしているため、新人でも孤立することはありません。   そうした関係性の土台には、共通の価値観があります。たとえば、社内で大切にされている「十か条の社訓」もその一つ。社長が考えた案をもとに、社員みんなで話し合って決めたもので、今ではそれぞれが“自分の好きな言葉”を持ち、日々の仕事に向き合っています。価値観を共有しながら働けることが、自然な支え合いと安心感の土台になっているのかもしれません。 [20250610seiwakensetsu_shacho-11.jpg]   3. 家族も大切なチームの一員 春はお花見、年末は忘年会、年に一度の社員旅行など、仕事以外でも適度な交流の場を大切にしています。たとえば、毎年恒例の新年会では、社員の家族の参加も大歓迎。子どもたちが楽しめるように広い会場で鍋を囲んだり、キャッチボールをしたりします。こうした交流を通して、時間を経るごとに家族のような絆が生まれ、“ひとつのチーム”という意識が育っていくのです。   [image2.png] 協力業者さんとの交流も家族ぐるみ(2024年研修旅行でイルカウォッチング中) 建設の仕事はチームで動くからこそ、人間関係がとても大切です。みなさんも企業選びの際には、ぜひ会社に足を運んで、先輩たちの話を聞いてみてくださいね。   私たちも、みなさんにお会いできることを心から楽しみにしています!
 
2025.06.22 0
近年、全国の住みたい街ランキングで、常に上位に位置している福岡市。 街を歩くとあちらこちらで、建設中のマンション工事現場に出会います。   今回は、“まちの骨格”をつくり上げている地場の建設会社「成和建設株式会社」にお伺いして、マンション建築の特徴や、福岡の街づくりを担う現場の実情などについて教えていただきました。     お話を伺ったのは……         【成和建設株式会社】本社:福岡市 新築マンションを中心に、あらゆる建造物を手掛ける地場の総合建設会社。顧客のニーズに寄り添い、要望に応えながら、お客様と共に創りあげる建設を大切にしています。  [20250610seiwakensetsu_hukushacho-7.jpg] 井上副社長:建築一筋。豊富な経験と人柄で、現場・顧客すべてに安心をもたらす名バイプレイヤー。      “建設一本で勝負する、街づくりのプロ集団” (以下、副社長談) 当社は2001年の創業以来、建設一本でやってきました。いろいろな事業の可能性も検討したことはありますが、やはり本業に集中することが一番だと考えています。 現在、施工実績の大半はマンションの新築工事です。分譲・賃貸を問わず大手ディベロッパーとの取引がほとんどですが、ご依頼いただく案件すべてはお引き受けできない状況が続いています。数をこなすのではなく、品質を守る。目の前の案件に丁寧に向き合う姿勢こそが、信頼の基盤になっていると感じています。 [Image]    “分譲と賃貸、それぞれの現場の特徴” マンションと言っても、分譲と賃貸では、工事の進め方が大きく異なります。いずれの場合も、住む人の暮らしを想像しながら丁寧につくるという姿勢は変わりませんが、賃貸マンションでは、基本的に全戸の仕様が統一されており、設計図どおりに効率よく仕上げていくスピードと正確さが求められる傾向があります。   一方で分譲マンションでは、購入者の希望に応じて内装仕様の調整を行うことが多く、一戸一戸に個別対応が必要です。「このシステムキッチンにしたい」「この壁を抜いて広くしたい」など希望はさまざまで、カタログにない仕様を持ち込まれることも。大変と言えば大変ですが、さまざまな空間づくりに挑める面白さも経験できます。 “お客様の想いに応え、ホテルなどの施設も手掛けています” 当社はマンションが主力である一方で、社屋ビルやホテルなどのプロジェクトも手がけています。その代表例が、観光地として注目が集まる福岡・糸島にある、カフェ棟併設のリゾートホテルです。設計の仕様変更や予算調整も多く、現場では対応力が問われましたが、施主様の熱意に寄り添い、しっかり取り組ませていただきました。現場では想定外のことも起きますが、その都度対話を重ね、柔軟に対応していけるのは、成和建設の強みであると自負しています。どんな建物であれ、結果として「やってよかった」と思っていただけるよう、誠心誠意仕事にあたることを大切にしています。 [Image]  客室棟は全室オーシャンビューでプライベートプールや薪ストーブ完備 [Image]カフェ棟は宿泊客専用ラウンジとして利用   “受注の流れと交渉を支える“日頃の誠実さ”” 受注の流れは、まずディベロッパーからの打診に始まります。お客様から“こういう建物を建てたい”というご相談を受けて、図面や土地情報をもとに、事業として成り立つかどうかを試算。収支が合えば、プロジェクトが動き出します。   その後は契約、着工へと進み、施工管理者が中心となって現場を動かしていきます。建設コストは年々変動しており、とくに近年は資材価格や人件費の高騰により、契約後に追加予算の相談を行うケースも出てきています。   交渉においては「うまく伝える言い方」以上に、「日頃からの仕事に対する姿勢」が大切なんですよ。とくに価格交渉は、最後の最後に「信頼」がものを言う場面。普段から誠実に仕事をしていれば、“あの会社が言うなら仕方ない”と受け入れてもらえることもあります。逆に、日頃から不誠実であれば、どんなに理屈を並べても通りません。   どれだけ正しい主張でも、受け入れてもらえるかどうかは関係性次第。だからこそ、日々の現場対応一つひとつが未来につながっていくのだと思います。 [20250610seiwakensetsu_hukushacho-9.jpg]     “進化する福岡、求められる対応力” 福岡市内の建設需要は、ここ数年でさらに増加しています。特にこの5年ほどは、マンション案件が非常に多いですね。ホテルの建設も増えましたが、人口の増加に伴って、住宅が圧倒的に不足している印象です。   案件が集中する一方で、現場では人手不足や資材価格の高騰といった課題も浮上しています。ライフスタイルやニーズの多様化に伴い、特に分譲マンションでは厳しい設計監理が行われるところも多いですが、各現場の監督、協力業者の方々は、よくやってくれていると思いますね。業界も働き方改革が進み、かなり変わってきているので、今後は若い監督たちが中心になって、次の時代の街づくりを進めて欲しいと願っています。   [20250610seiwakensetsu_hukushacho-15.jpg] “学生のみなさんへのメッセージ” 建設の魅力は、やはり“形として残る”ことです。通りかかったときに“この建物は自分たちが建てたんだ”と言える。それは、ものづくりの醍醐味ですね。「福岡の街をつくる」という私たちの仕事には、大きな責任が伴いますが、そこにはやり遂げた人だけが味わえる醍醐味も存在しています。建設の仕事に少しでも興味がある方は、ぜひ現場に来て、空気を感じてほしいですね。目立たないかもしれませんが、社会の土台をつくる、誇れる仕事ですよ。 [20250610seiwakensetsu_hukushacho-18.jpg]
 
2025.06.22 0
「現場監督の仕事って、指示をすることだと思っていました」   そう語るのは、建設現場で施工管理として活躍中の先輩たち。 みなさんの中にも「え?そうじゃないの?」と思った方がいるかもしれません。   そこで今回は、現場監督のみなさんにお集まりいただき、施工管理という仕事のリアルや現場の雰囲気、やりがいや苦労について、率直に語ってもらいました。   先輩たちの等身大の会話から、施工管理という仕事や職場選びのヒントを見つけていただければ幸いです。   では、いきましょう!     お話を伺ったのは……   【成和建設株式会社】本社:福岡県福岡市 大手ディベロッパーのマンション新築工事を中心に、福岡のまちづくりに貢献している総合建設会社です。新卒入社で10年以上勤務している社員が多く、若手が活躍しやすい育成環境が整っています。   [image.png] 右から: 川口さん(2014年入社)、井手さん(2016年入社)、田平さん(2015年入社)、 木村さん(2024年入社/社員紹介ページでインタビューに答えてくれています)    ── 施工管理という仕事を選んだ理由を教えてください。   川口: 一から建物ができあがる過程を見届けたくて、建築の仕事を選びました。でも、正直なところ、施工管理がどんな仕事かはよくわかっていなかったです。   田平: 同じく(笑) 体を動かせるほうがいいなと思っていたので、設計よりも施工管理かな?という程度の認識でしたね。   井手: 私は最初、経理で入社したんです。そこから現場を知るようになって、気づけば施工管理に。今は工事部で、がっつり現場に出ています。   ── 実際に経験して、ギャップはありましたか?   田平: 夏は暑い、冬は寒くて、思っていた以上にきつかったです。“指示をするだけ”の仕事だと思っていたら、作業を覚えたり、工事の段取り準備をしたり、制服も普通に汚れる(笑) でも、仕事を覚えるのは楽しかったし、成長も感じられてやりがいがあるなと思いました   川口: 一年目は何もわからないから、指示はおろか職人さんに教わることばかり。そこはギャップでした。工期が迫ってくると休日出勤になることもあって(もちろん代休はとれます)、工期は絶対なんだ、ということも実感しました。   井手: 施工管理の知識ゼロからのスタートで戸惑いはありましたが、必死に仕事を覚える中でふと「あれ?なんか、できるようになってない?」と気づく瞬間があったんです。そのときは、地味に感動しました(笑)  [20250610seiwakensetsu_zadankai-1.jpg] ── 一日の仕事の流れを教えてください。   田平: 7時半くらいに現場事務所へ出社して、まずはコーヒーとたばこタイム、という人が多いように思います。職人さんたちと話しながら、その日の段取りを確認して、8時から朝礼。その後は、当日の作業内容に合わせて、打ち合わせや職人さんからの問い合わせ対応などを行います。   川口: 現場監督が自分一人の現場は、当然すべての流れや状況を把握しておかなければならないので、実際に手掛ける業務の範囲も広くなります。マルチタスクでいろんなことが同時進行するので、工程管理には細心の注意を払っています。   井手: 新築工事では30業種ほどが関わる中で、全体をうまく回すのは腕の見せどころ。指示通りに動いてもらうのは大変ですが、そのぶんメンタルはかなり強くなりました。最初の頃と比べたら、自分事ながら別人のようだと思います(笑) [20250610seiwakensetsu_shain1-7.jpg]   ──現場や社内の雰囲気はいかがですか?   川口: 現場はベテランの方が多く、かわいがってもらえます(笑)年上の方がほとんどなので、言うべきことはきちんと言いながらも、伝え方やタイミングなどはいろいろ考えますね。   田平: 定期的に社長と食事をしながら話をする機会がありますし、副社長や役職者の人たちも気さくな方ばかり。他の会社のことはわかりませんが、人間関係の良さは成和建設の強みではないでしょうか。   井出: そうですね。変に気を遣ったり、緊張したりせずに、自然体でいられる雰囲気がいいところだと思います。「和をもって成り立つ」ことを大切にしている会社なので、困ったときは助け合う関係が構築されているなと感じます。  [20250610seiwakensetsu_hukushacho-15.jpg] 井上副社長(写真右)と、井口取締役(写真左)   ──現場監督を目指す学生さんへメッセージをお願いします!   井出: 判断を求められる仕事なので、電話にすぐ出るなど、レスポンスの速さは即信頼につながります。覚えることが多く、体力も頭も使いますが、その分やりがいは大きいので飛び込んできてほしいですね。   川口: 建物をつくりたい人はもちろん、仲間とのつながりを大事にしながらものづくりをしたい人にとっては、やりがいのある仕事だと思います。建設業界の働き方もどんどん変わってきているので、ぜひチャレンジしていただきたいです。   田平: ここまで続けてこられたのは周りの人たちのおかげ。人間関係が良ければ、大変なときも前向きに取り組めると思うので、会社見学などを通じてぜひ雰囲気を感じてみてください。就職活動、頑張ってくださいね。   [20250610seiwakensetsu_zadankai-5.jpg]   それぞれ違うきっかけで成和建設に入社した3名。働くなかで「施工管理という仕事の奥深さ」に気づき、今では現場を支える中心的な存在に成長しています。   「施工管理って面白そうかも」と思えたなら、まずは一歩踏み出してみましょう! 先輩たちのリアルな姿に触れることで、可能性の広がりを感じられるかもしれませんよ。