CROSS TALK / 特別座談会

VOL.1

「飲食人」として、
誇りをもって働く2人の想い

料理長×事業部長

料理長に挑戦中の若手社員と事業部長が対談!それぞれの悩み、期待することをざっくばらんに。料理を愛する2人が仕事・飲食について語ります。

MEMBER PROFILE

ビストロ事業部長
宍戸 道夫
2012年入社
出身

料理人としてフレンチ、イタリアン料理の世界を経験
お店を経営していた中で、友人にお店を引き継ぎ、次のステージとしてスパイスワークスへ入社 。料理長、業態長を経て、事業部長として活躍中

料理長
松林 誠成
2015年入社
出身

前職は、イタリアン中心の料理店で活躍
成長を求め「自分たちでおもしろいものをつくる」という広告に惹かれてスパイスワークスへ入社 。入社2年目で料理長へ任命

「後輩から先輩へ、先輩から後輩へ」

松林:今日はよろしくお願いします。
なんかいつもキッチンで話すことはありますが、座って話すと緊張しますね。

宍戸:よろしく。確かに変な感じだな〜。(笑)

松林:
せっかくの機会なので、早速聞きたいのですが・・・
料理長に挑戦をしていますが、より成長するために何が大切だと考えていますか?

宍戸:
そうだな〜。
松林は料理に関して”いいもの”をもっている。美味しいもの美味しくないものがわかる人だ。 料理に関しては今のスタンスで勉強を続けて欲しいけど、料理長となるとそれ以上のことも求められる。

誰よりも料理の腕をあげていくことも大切だけど、数字をみることやチームを統括する能力や判断力、後輩を伸ばしていくことがより大切で、 それが君の次のステップなんだと思うし、周りもそれを期待している。

松林:なるほどですね。
今回料理長という立場に初めてなって、料理以外でも様々なことをみる立場になっています。 これまでの”先輩”ではなく、”料理長”として部下と向き合う。料理長としての立ち振る舞いが大きく変わるとことに少し戸惑いも覚えています。 宍戸さんは料理長になりたての時ってどうでしたか?

宍戸:
そうだね。もちろん僕もそういった経験があるよ。みんなそうだと思う。 まず、料理長に任命されたことの背景に、まわりからその人に求めることが変わったということがある。 これまでの料理仕事への姿勢を評価されたことと合わせて。
料理長にとって何が一番大事だと思う?

松林:
僕は部下を信頼し、任せることだと思っています。
その環境をつくることが役目ではないかと。

宍戸:
そうだね。チームの長になるということは、ある意味俯瞰的な視点に立って、チームを円滑にまわし、且つ、チームのパフォーマンスを最大限に引き出す事。
料理を教えると同時に、その次のステップに進んでもらいたい、そういったことを求めているよ。 料理長は、料理が美味しいことが大前提。情熱、腕があると見込んでるからこそ、その先の成長の期待をしている。

松林:
勉強になります。実践していくのはまだまだ難しいことも多いですが、期待以上に料理長として成長していきたいですね。
まだ料理長になって間もないのですが、自分で完結させていたことが多かったのですが、これからは自分だけの範囲ではなく、
自分のもっているものをしっかりチームに伝えていくことも大切だと気づきました。

宍戸:
いい気づきだと思うよ!
お店をうまくまわせるキッチンをつくり、最大のパフォーマンスをいかに多くできるか。 自分が走りすぎてもだめ、振り向いてあげる時も必要だし、背中をみせてつっぱしる時も必要。 きっとうまくいってる時はみんなが楽しんで料理できている時。その回数を増やせるかは料理長の腕にかかっている!

「立場の違う2人のそれぞれが抱く、スパイスワークスと自身の今後の展望」

松林:
そうですね。今は料理長というスタート地点。
1つのお店トップになれたんで、このお店の認知度をあげていきたいですね!
目先のことに全力で取り組み、このお店をうまくまわし、会社の第一線として企画できる人材になりたいです!

宍戸:
自分は環境を与える、創る立場として頑張っていきたいです。料理屋ですから料理は大事ですが、それを運び伝えるサーバーも同じく大事。素材を創る方、そして召し上がるゲストの事を考えることが出来る、一人前の飲食人を育てられる場所をもっと創りたい。1年目に入社した子が10年後に胸を張って「飲食人です」と言える声を増やしたい。
場所をどんどん増やし、飲食を生業する人達が安心して楽しく仕事できる世界を作りあげたいと思っています。 若い子達が、安心して活躍できる、1人1人のこんなお店をやりたい!を叶えられる会社にしていきたいですね! 松林にはその一例になってほしい。松林を目指す後輩も増えて欲しい。


「最後に・・・料理の世界に入る後輩たちへメッセージを!」

宍戸:
料理のおもしろさをぜひ知ってほしいと思います。料理は思想です。自分の頭の中のものを形にして表現できる。
自分の料理を食べてくれる人に、こんなことで楽しんでもらいたい、感動させたい・・・そういう想いが強くなればなるほど料理の追求は深まります。そして、それを実践する自分が管轄できる場所をもつことを望むようになる人もいるでしょう。
そのひとの求める思想をお店単位で形にするためには様々な道があります。
自分が成長していく中で、自分にあった道を切り開いていってください!

松林:
僕は料理へ関心を持つみなさんに、スパイスワークスの魅力を伝えたいと思います。
当社には料理コンテスト年に1回開催されます。料理のテーマ、ストーリー(生産者の方のストーリーやその調理法など)を通してお客様に料理で表現します。書類審査、試食、プレゼンと様々な審査項目で競います。料理人を大切にする会社ならではの大きなイベントで僕自身このイベントを通して、学ぶこと、大きな刺激を得ています。本気で料理が好きで楽しむ仲間が集まる環境は自分にとって最高だと感じています。

宍戸:
松林は今年優勝だったな!惜しくも私は2位だった・・・。悔しかったな〜。(笑)
挑戦、成長、そして本気で楽しむ環境だということは間違いないね。



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