和食の料理人として、バイキングの料理や会席料理などを調理します。バイキングでは約50種類の料理を提供。焼き魚、天ぷら、お寿司、焼き物、煮込み料理などさまざまな料理にふれ合う機会があります。

料理人というと下働きが厳しいイメージがあるかもしれませんが、蓼科グランドホテル滝の湯では、新入社員だけにそのようなことを強要することはありません。皿洗いなどは新入社員にも行ってもらいますが、料理長含め全員で行います。

ただし、リゾートホテルでの料理人であるため、お客様に対しての礼儀やマナーに関してはしっかりお伝えします。また当ホテルは、150室以上ある大きなホテルなのでたくさんの方が宿泊されます。食中毒などの事故は絶対に発生させてはいけません。そのため、礼儀・マナーのあとは衛生管理について徹底的に学んでもらいます。

その後は人によって異なりますが、調理場に立って野菜を切る、盛り付けをするなどの工程を任せられることが多いです。
しかし、本人の意向をなるべく尊重するようにしているので、「○○をしたい」「△△になりたい」などの希望があれば、なるべくその思いが叶うようなキャリアプランを提示いたします。

新入社員に対しては、特別なスキルは求めていません。職場のメンバー全員で、その人が習得したい技術が学べるようできる限りサポートします。そのためにも、成長意欲のある方や、積極的に意見交換のできる方にぜひ来ていただきたいです。

ただし大型ホテルで働くとなると、どうしても一つの工程を大量にこなす傾向にあります。天ぷらを揚げる、寿司を握るなどについても指導しますが、まずは焼き物など比較的簡単な作業を長時間することになります。そのため趣味感覚で入社すると、ギャップを感じてしまうこともあるかもしれません。「お客様に美味しいものを届けたい」「料理を学びたい」という意欲がある人のほうが、思い描いていたものと現実とのギャップをあまり感じずに済むでしょう。

成長意欲のある方には、年次に関わらず色々なことをお教えします。魚などは調理が難しいですが、「やりたい」という積極的な気持ちがあるならどんどん教えます。
また、当ホテルでは、ライブキッチンも行っています。お客様の前で焼き物などの調理をするのですが、その際はお客様に話しかけられることもあるので、明るい応対ができる人だとよりいいでしょう。