鳥居工務店は創業100年の老舗企業ですが、20代、30代の人材が中心となって会社を盛り立てています。その先頭に立つのは47歳の5代目社長。今回は、社員と一緒に新たな歴史の一幕を創りゆく鳥居社長が、自身の成長ストーリーとビジョンを語ります。
【鳥居 隆之】株式会社鳥居工務店5代目社長。大学卒業後入社し、総務部、営業部を経て39歳の時社長に就任。現在47歳。
自分が営業?半信半疑からのスタート
入社して最初の一年は総務、二年目からはずっと営業をしてきました。当時は既存顧客の仕事がメインで、営業ノルマはなし。それでも初めは(自分に営業なんてできるだろうか?)と不安でしたが、やってみたら意外とできるものだなと。話をする中で可能性が広がっていくことに面白さを感じ、みずから新規顧客の開拓もするようになりました。
失敗談は数知れず
お客様と話をすることは好きでしたが、若気の至りでお叱りを受けたことは数知れず。どうやってもできないことを、勢いで「できます!」と言ってしまったり、現場のことまで気が回らず、自分の思いだけで話を進めてしまったり。大事な入札の金額を間違えたこともあります。とにかく失敗談には事欠かない。社内でも、僕ほど失敗の多い人間はいないんじゃないでしょうか(笑)
成長のためにまずはチャレンジを
だから、というわけではありませんが、社員にもまずは「やってみること」を推奨しています。提案はどんどん稟議書をあげてもらいますし、話をする時はとことん相手の意見を聞く。自ら考えをもって「こうしたい」ということに対し、ノーと言うことはまずありません。失敗も経験、失敗しないと成長できない、そのことを私自身が誰より経験しているからです。
「失敗ノート」のすすめ
実は私、「失敗ノート」をつけているんですよ。入社してすぐに先輩から「わからないことはとにかく書き留めろ」と言われて、それ以来ずっと続けています。手元にあるだけでも10冊ほど。アナログ人間なのでパソコンではなくノートがいいんですね。一冊の厚みが通常のノート4冊分程度のものを愛用していて、一冊使い終えるのに約一年。出来事やアイデア、気づいたことなども書き留めています。読み返してみると、昔と今では書いている内容が全く違う。「失敗ノート」は、自分の成長の軌跡とも言えますね。
若手の勢いが会社の未来を決める
今年から会社の新たな取り組みとして、毎年経営計画書を作成することにしました。鳥居工務店はとにかく若手の勢いがすごい。私と年齢が近いこともあり、現場の困りごとや提案、プライベートな相談まで、とにかく話をしてくるんです。時には「喧嘩か?」と思われるほどの言い合いになることも。社員がここまで社長に意見を言ってくる会社はそうそうないでしょう。だからこそ、みんなの意見を経営計画に反映し、ベクトルを合わせていきたい。そうすれば鳥居工務店は、もっと強い会社になると思っています。
歴史に歴史を重ね、鳥居工務店はこれからもどんどん進化していきます。
興味をもっていただけたら、まずは説明会にお起こしください。
お互いのことをじっくり話し合いましょう。
あなたにお会いできることを、楽しみにしています。