栄養士である母を手伝って子供の頃から調理に触れていました。自然な流れで料理人を志すようになり専門学校へ進学。当時は漠然と、“将来はお客様の顔が見える街場のレストランを開きたい”という思いがあり、一流の技術と幅広い経験を積むことのできるホテルオークラ福岡への入社を志望しました。面接では「洋食や和食のジャンルを問わず、すべてのセクションを経験したい」と、自分なりの覚悟を伝えたことを記憶しています。現在はセントラルキッチンで、オールデイダイニングカメリア・ルームサービス・バーラウンジで提供する冷製料理をメインに担当しながら、仕込みや食材の管理、温製料理のフォローなども行っています。
UPDATE:2024.03.01
キッチンに配属されてまもなく、朝食会場で提供するオムレツを作らせていただけることになりました。専門学校で経験はしていたものの、商品として提供できるレベルではなく、自宅や職場のキッチンを借りて練習。表面を美しく、柔らかく仕上げることに苦労しましたが、先輩が練習に付き合って下さったので心強かったです。また、はじめて経験したクリスマスシーズンには、一段と豪華で華やかな特別メニューをみて感動。レシピを見ただけでワクワクし、盛り付けにも一層気持ちが入りました。お客様との触れ合いや、心が躍る料理を手掛けることができる環境に感謝しながら、日々努力を重ねています。
UPDATE:2024.03.01
ホテルオークラ福岡のキッチンには、若手社員が多く在籍しています。和気あいあいとしながらも、ほどよい緊張感で触発し合える関係が心地よく、成長への良い刺激になっています。一昨年は、料理コンテストにも初挑戦。入賞を逃がし悔しい結果となりましたが、いろんな人に支えられていることを再確認し、とても良い学びの経験になりました。最近つくづく感じるのは、仕事は一人ではできないということ。協働するには信頼関係の構築が不可欠なので、これから社会に出るみなさんには、まず、“あいさつ”を大切にしてほしいと思います。“すべては挨拶から始まる”私もその基本に立ち返りながら、一層力をつけていきたいと決意しています。
UPDATE:2024.03.01