入社後は4年半ほど【オールデイダイニングカメリア】で経験を積み、その後24歳のときに、バルセロナ総領事の公邸料理人を務めさせていただく機会に恵まれました。当時の上司が元・スウェーデン大使の公邸料理人だったこともあり、思い切ってチャレンジすることに。現地では日常的な食事提供のほか、各国の外交官を招くレセプションパーティー500人分の料理を一人で仕切るなど、すべてが初めてで貴重なチャレンジの連続でした。プライベートではいつも、大好きなサッカーをリアル観戦。料理人としてのスキルアップだけでなく、多様な文化や価値観に触れ、人生の知見を深めることができました。
UPDATE:2024.04.22
10年以上にわたりコンテストには毎年挑戦、谷内総料理長の右腕として全国の出張に同行したり、国際的な会議(G20)のパーティーで料理提供を行ったり、このホテルで培ってきた思い出は本当に多くあります。その歩みを進める原動力になったのは、新人時代、当時のシェフに言われた「知らないことは恥ずかしいことだと思いなさい」とのひと言。“何十年経っても、やらなければできるようにならない。それなら、できるだけ多くのことをしよう” そう決めて、動いてきました。今は勉強を続けてきてよかったと心から思っていますし、これからもまだまだ精進していきます。料理をすることが大好きな方、一緒に頑張っていきましょう!
UPDATE:2024.04.20
私がこの世界に興味を持ったのは高校生のとき。先輩が製菓専門学校に進学したことがきっかけでした。もともと“何か手に職をつけたい”という気持ちから工業高校に通っていたのですが、自分が工場で働いているイメージを持てなかったこともあり、卒業後は調理の専門学校へ。アルバイト進学で一年間、学業とホテルレストランの仕事を両立し、ホテルオークラ福岡で料理人としての第一歩を踏み出しました。一年制の専門学校だったので、就職活動をはじめた当時は将来像も漠然としていたというのが正直なところ。ホテルならいろんな専門領域の料理を学ぶチャンスがあると思い、覚悟を決めたことを記憶しています。
UPDATE:2024.04.18