OUR PEOPLE / 社員紹介

調理師
大野 敦司
  • 中国調理課 中国料理「桃花林」
  • 辻調理師専門学校出身

中華ひとすじで歩むキャリア

昔から中華料理が好きで、専門学校入学当初から卒業後は中華調理の道に進もうと決めていました。地元福岡に里帰りした際、ホテルオークラ福岡の【桃花林】で食事をしたことを機に、ここで腕を磨きたいと入社を決意。最初は打荷(ダホ)という調理補助の仕事からスタートし、その後、点心・前菜・鍋と経験を積んでいきました。その過程では、回り道をしているのかな、と感じる時期もありましたが、メニュー構成や全工程を自分で手掛けるようになった今では、ひとつも無駄はなかったと実感。いろんな経験をしてきたからこそ、「美味しかった」「きれいだったよ」というお客様のお言葉が、一層胸に沁みるのではないか、と感じる今日この頃です。

UPDATE:2024.04.18

挑戦するから自信がつく

料理人としての私の原点は新人時代。打荷(ダホ)という調理補助の仕事を必死に覚え、こなす中に、大切なことが全て凝縮されていたと感じています。食材や調味料の用意、とりわけ広東料理の命であるスープづくりはとても繊細で奥が深いのですが、当時は毎日のように仕込みに関わることができ、凝縮してスキルを磨くことができました。また、貴重な食材を使い、短期間に多くの経験を積めたことは日々大量の料理を手掛けるホテル調理ならではのメリットでもあったと思っています。その後もイベント用の豚まん1000個を一人で作るなどいろんなチャレンジを経験。大変であるほどやり切った時は達成感があり、自分に自信がつくことを学びました。

UPDATE:2024.04.18

自分にとっての”おいしい”とは?

新人時代は先輩の料理を味見して、賄いで作ることを繰り返しながら技術を磨きました。そんな中、ある先輩がよく「あなた美味しい、みんな美味しい」と言っていたことが、その後もずっと自分の中に残り続けています。たとえば酢豚の甘酢などは、レシピ通りに作れば同じ味になりますが、塩炒めなど都度味を入れる料理は、作り手によって若干の違いがでます。ベースのレシピは守りながらも、「味のストライクゾーンは人によって違う。自分の“美味しい”はどうなのか」先輩が言いたかったのはそんな意味だったのではないでしょうか。食材も一つとして同じものはないからこそ、これからも自分の感性を大切に、磨き続けたいと思っています。

UPDATE:2024.04.18

もっと見る