リーガロイヤルホテルの前身である新大阪ホテルが開業したのは1935年(昭和10年)。以来、「賓客のための近代的ホテル」として、国内外の多くの要人をお迎えしてまいりました。文化や風習の壁を超え、お客様の想いを先取りするおもてなしの心。その精神は現代にも脈々と受け継がれています。
私どものホテルは「食のロイヤル」とも言われており、お客様の様々なニーズやシチュエーションにお応えすべく、日々研鑽を重ねています。ただ調理をこなしているだけでは、本当の美味しさをお届けすることはできません。大切な家族や友人に食べていただくような気持ちで、お客様の顔を思い浮かべながら料理に向き合う。それが真の料理人のあり方だと思っています。
私もこれまで、料理を通して多くのお客様と出会いを結んできました。当時の天皇皇后両陛下から直々に感謝とねぎらいのお言葉をいただいたこともあります。そのような機会に恵まれることも、迎賓館として出発した当ホテルの魅力のひとつ。みなさんも是非、大いなる目標のもとで腕を磨く醍醐味を味わってください。
常務執行役員・リーガロイヤルホテルグループ統括総料理長・リーガロイヤルホテル(大阪)総料理長 太田昌利