はじめまして。新電元熊本テクノリサーチでエンジニアをしているYです。
私は専門学校を卒業後、新卒で入社しました。正直、最初は「組み込み開発ってなに?」という状態。でも、不安を抱えながら飛び込んだら、その奥深さと面白さにすっかり夢中になりました。
この記事では、専門学校からスタートした私の体験を通じて、組み込み開発の世界をご紹介します。
ゲーム好きの普通の学生が選んだ道
学生時代の私はゲームが大好きな、ごく普通の学生でした。
就活では「プログラムを生かせる仕事」に絞って探していて、C言語やC++が得意だったので募集要項に「自分の武器」があるかをチェックしていました。
「組み込み開発」はまったく知らない分野でしたが、面接で話を聞いて調べてみるうちに「おもしろそうかも」と感じ、思い切って挑戦してみました。
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組み込みシステムってどんなもの?
組み込みシステムは、私たちの生活に欠かせない“見えない頭脳”です。
たとえば炊飯器の「早炊き」や「保温」、スマホのカメラの自動調整、車のエンジン制御。すべて裏側で動いているのが組み込みシステムです。
家電から自動車、医療機器まで幅広く活躍していて、もはや「入っていて当たり前」の技術。だからこそ、開発者は常に新しい分野に挑戦できるんです。
交通の未来を支えるしごと
私が携わっているのは、バイクのエンジン始動とバッテリー充電を制御するシステム。
言いかえると「走り出す瞬間を支える技術」です。
同僚の中には、車の安全装置やモーター制御を担当する人もいます。バイクや車が好きで「好きなことを仕事に」している人もいれば、私のように運転しないけど技術に惹かれて入社した人もいます。どちらのタイプも活躍できるのが、この仕事の特徴です。
醍醐味は「制約の中で最適解を出す」こと
組み込み開発は、ハードウェアとソフトウェアが密接に関わります。
「限られた性能の中で、どう効率的にプログラムを設計するか」──それが醍醐味です。
たとえばエンジンの点火やモーター制御は、ほんの一瞬の遅れも許されません。効率的に、かつ安全に動くプログラムを実現する。それはプレッシャーでもありますが、達成できたときの喜びは大きく、「やっていてよかった」と心から思えます。
ゼロから学べる研修があるから安心
「でも、自分にできるかな?」と不安に思うかもしれません。
実は私も知識ゼロで入社しました。
支えになったのは、入社後3か月間の「技術研修」です。
現役エンジニアや先生から、ハードウェアの基礎から業務に直結する内容まで教えてもらい、しっかり基礎を身につけられました。
専門学校で「組み込み」を学ぶ機会は少ないと聞きますが、当社ならゼロからスタートできます。今年の新入社員も、いままさに研修の真っ最中です!
学び続けるからこそ成長できる
研修は最初の3か月ですが、学びはそこで終わりません。
新しいプロセッサや通信技術が次々と登場し、それに対応するために、現場のエンジニアは常に成長を求められます。
ときには難しさもありますが、「子どものころに思い描いた未来の技術」が実際に形になる瞬間に立ち会えるのは、この仕事ならではのワクワクです。
目標は「首都圏から未来を動かす」こと
私はまだ5年目ですが、同じ部署にはプロジェクトをリードする同期や後輩もいます。
数年後には、首都圏開発センターだけで企画から量産まで完結できる体制をつくりたい──そんな目標があります。
お客様の声を直接聞き、製品をつくり、世に送り出す。
「声を聞き、先を読み、価値ある未来を創る」という新電元グループの理念を体現できるように、これからも挑戦を続けていきます。
最後に──あなたへ
組み込み開発は、技術的な挑戦と創造性、そして社会への貢献がつまった分野です。
「興味はあるけど自信がない」という人も大丈夫。私のように知識ゼロからでも成長できます。