昔から、手作りのものを提供して喜んでもらうことが好き。食に関しては、つくることと食べること、どちらにも興味があったので、今こうして料理の道を歩んでいます。
社会人になって最初の4年は、有名なフレンチレストランで修行をしていました。その後しばらく料理の世界から離れましたが、ふと、昔食べた手打ちそばのおいしさを思い出し、そば職人になろうと決意。友人のお父さんが営む蕎麦屋に25歳で弟子入り、二年半後の2008年に「守破離 谷町店」をオープンしました。
近年、和食の“うまみ”が世界から評価され、国内においても“だしの文化”が見直されるようになっています。おいしい天然だしを味わいたいが割烹料理屋は敷居が高い。そんな時、イタリアンバルのような気軽さで、お酒とアテ、天然のだしを楽しめるのが蕎麦屋です。さらに手打ちの蕎麦のシズル感(五感を刺激する感覚)は、つくる人と食べる人の双方に幸福感をもたらしてくれる。蕎麦というと大衆的なイメージが大きいですが、実は意外とカッコいい仕事なんですよ。
どれだけでも時間は取りますので、興味のある人は是非一度ご来店ください。お会いできることを楽しみにしております。
代表取締役 橋本洋輔