「無形文化財である和食の技術、おもてなしの文化を世界中の方々に届けていくこと」を、使命に掲げるのが、私たち株式会社パッションギークスです。90年続く老舗の食材卸業を行う中庄商店が、鰻という食材を最大限に活かし、多くのお客さまにお届けしたいという想いから飲食事業を始めました。
鰻、神戸牛、高級淡水魚、ジビエなど、全国数多くの有名店にも卸している高品質な食材を提供をしています。
経営している店舗の一つ、「うなぎ四代目菊川」は老舗卸問屋の確かな目利きがあるからこそ出来る、徹底した素材へのこだわりが特徴のお店。「日本の高品質な鰻を世界に届けたい」という思いのもと、注文が入った時にお客さまの目の前で調理する”一本鰻”はここでしか食べられない一品です。
素材を大切に扱い、正面からお客さまに向き合う店
「うなぎ四代目菊川」の特徴は、オープンキッチン。職人の調理の様子をダイレクトに見てもらうことで、日本の伝統を目でも味わえる仕組みです。
商品には「一本重」というものがあり、鰻を切らずに丸々一本焼き上げています。見た目のインパクトだけではなく、切らずに焼くことによって中の脂を逃がさずふっくらと焼き上げています。
卸問屋をやっているからこそできる、素材の活かし方を追求しました。
鰻という食材を調理する責任とやりがい
「うなぎ四代目菊川」や、「うなぎの中庄」では、キッチンでの調理業務とホールでの接客業務、店舗全体を統括する仕事があります。
キッチンでは鰻を捌いて串を打ち、焼き上げ、天ぷらを揚げたり、う巻きを作るなど調理全般を担います。ホールではお客さまに満足していただけるような、おもてなしを心がけています。統括は、販売促進方法を考えたり、年間の運営計画を立て、より良いお店作りを行えるように全体をまとめる仕事です。
通常は鰻の捌きに失敗してしまうと数千円の損になってしまうため、経験させてもらえないことが多い業態。しかし、当社では卸売業をしている強みを最大限活かしながら、多く捌きを経験できるようにしています。
「練習しないと上手くならない、まずはやってみる」。これが私たちの精神であり人材育成です。
どんどん挑戦していける環境で輝ける
チームが大切にしていること、それは「コミュニケーション」です。
それぞれの役割に没頭することも大切ですが、目指すのは【力を合わせて】、来店いただいたお客さま全員に喜んでもらうこと。そのためには相手や自分の役割を理解して、双方向のコミュニケーションを取ることが重要となります。
口数が少ない人もいれば、喋るのが大好きな人もいるなど、働くスタッフの個性はさまざまですが、大切にしていることはみんな一緒。方法を考えながら、お互いにコミュニケーションを取り合い、お客さまに喜んでもらう姿を想像しながら一丸となって仕事をしています。
チーム力で『鰻』という日本の文化を継承
職人が焼く鰻は、どんどん高級になっています。ですが現在では職人が減少。個人店が多い中、若い職人が少ないという時代になりました。そうなると、質や調理法にこだわった鰻は段々食べられなくなってしまいます。
当社は、その現実を知ってもらうこと、そして職人を育成することに重きを置いています。
ここで働くということは、足を運んだお客さまに幸せになってもらい『ありがとう』を直接聞けることが醍醐味であるのとともに、無くなっていきつつある『鰻』という日本の文化を守り、後世に伝えていくということ。
私たちの使命であり、私たちの誇りです。