食べることや食品づくり、調理に興味があって選んだ高校の授業で、手ごねパンをつくったんです。それがとても楽しくて、それからパン屋さんを就職先として考え始めました。もともと自宅でもケーキをつくることもあり、「働くなら食品系の工場がいいな」と思っていたことも後押しになりました。
高校には、パン屋さんをはじめいろいろな食品会社から求人情報が届いていて、当社もその中の一つでした。工場見学を受け入れていると聞き、夏休みに参加したのですが、社員さんたちが和気あいあいと働いている様子がとても印象的で、ここで働きたいと思い入社を決めました。
UPDATE:2024.10.28
私は現在、本社工場の3階で、仕込みと呼ばれる生地づくりを主に担当しています。計量担当の方が量ってくれた小麦粉、砂糖、塩などをミキサーにかけてパン生地を練っていくのですが、この作業はとても奥が深いのです。
雨の日は湿度が増して、小麦粉が水分を含みやすくなります。そのためレシピ通りに水を加えるとベタベタした生地になるんです。気候が生地に与える影響を見極め、粉や水の量を微調整するのが、この仕事の面白いところ。「今日はめちゃくちゃうまくできたかも」と思える生地ができたとき、その生地を成型担当の方に「めちゃくちゃ成型しやすかったよ」とほめてもらえると、すごく嬉しくなります。
UPDATE:2024.10.28
最近では、生地はもちろん、バターやマーガリンの計量時、ちょうどいい量を感覚的に取り出せるようになってきました。増やしたり減らしたりする手間が減って、仕事のスピードも上がってきたと思います。
これからもできることを増やしながら、入社10年目には役職を持てるくらいに成長していたいです。実は、人に頼ってもらえることが好きなので、役職がついたら、後輩指導などで頼られる機会も増えるんじゃないかなと思っています。先輩たちがしてくださったように、優しく丁寧に後輩を教えられる上司になりたいですね。同時にパンづくりの知識と技術も磨いて、新しい商品アイデアをもっと出していきたいと考えています。
UPDATE:2024.10.28