現在稼働中の現場の紹介です!
この現場は大阪府発注の橋梁補修工事になります。
今回の工事の目玉はなんといっても循環式ブラスト工法です!
この工法は、橋桁の塗膜に鉄で出来た砂(研削材)を圧縮空気で吹き出し、ぶつけることで古い塗膜を除去します。
施工後はこんな感じです。(左が既設、右がブラスト施工後)
でも、そこまでは従来の工法と同じです。
じゃあ何が凄いのか?
この工法の1番の特徴は従来工法よりもゴミの出る量が1/40になる所です!
この橋の塗膜にはPCBと言われる有害物質が含まれており、従来の工法では施工後の剥がれた塗膜、研削材、防護服等
PCBの付着した恐れのあるものをすべて処分しなければなりませんでした。
今回の現場の場合で言うと、従来工法では約27tのゴミが発生します。
ですが、循環式ブラスト工法の場合は研削材と塗膜を分離して研削材を再利用できるため、ゴミが1t未満になります。
ゴミの処分費もt当たり150万もするので従来工法より大幅に費用削減が可能になります。
ゴミの処分費の差額は他の工事や補修にも廻せるようにもなるので、メリットしかありません!
環境にもお財布にも優しい工法。
こういう工法は将来の環境のためにも積極的に自社工事での採用や官庁への提案をしていこうと思います。